4月21日
「ちずらぼのちずらぶ」という楽天ブログに、昨年の読売新聞の記事とそれに対するコメントが有るのを、偶然に発見した。
http://plaza.rakuten.co.jp/chizulove/
1昨年の自治会活動で実施したことが、全く別の所で取り上げられ評価されていることが嬉しかった。中には、「やっちもねー」(岡山弁で、「どうでもいい。大したことない。」という意味)という人もいてがっかりすることもあるが、きっとイザというとき役立つとサッキーは信じている。
以下は、そのブログの引用である。
http://plaza.rakuten.co.jp/chizulove/diary/200906090000/
(引用はここから)
地震などの災害発生時に、自分の居場所が分かるようにと、玉野市の御崎シーサイド地区の住民が、地区内の生活道路に付けた名称を、道路脇の側溝のふたにカラースプレーで記している。
2004年に台風で住宅が浸水被害に遭うなどした経験がある住民たちの発案。
県内では例がないといい、独立行政法人「防災科学技術研究所」は「避難するにも、救助を頼むのにも居場所を知る必要があり、意義深い」としている。
御崎シーサイド地区は市南端の日比港に面し、碁盤の目状に約460戸が並ぶ。
同市では04年、台風で土砂崩れによって5人が死亡、地区内でも計17戸が浸水被害に遭った。
これを受け、05年に自主防災会が結成された。
当時の防災会長で自治会長も務めていた斉藤章夫さん(66)が、生活道に名称を付ければ、自分の居場所がすぐに分かると住民に提案し、06年4月に両会の総会で決まった。
地区の中央を南北に走る道を「御崎公園通り」、東西の道を「シーサイド中央通り」と名付け、ほかは方角や数字を組み合わせて「東1通り」「南2通り」などと表した。
自主防災会で通りの名称を書いた地図を作り、各戸に配布した。
だが、住民全体には定着せず、日頃歩いている道路に直接、名称を書き込むことにした。
市の了承を得て、08年6月から4か月かけ、住民が各道路の側溝のふたに約300か所、約30メートルおきに名称を記した。
今年3月には、地震発生を想定した避難訓練を行い、「北3通りから御崎公園通りを使って集会所へ」というルートを側溝のふたを見ながら移動した。
斉藤さんは「地図を持っていなくても避難でき、いざというときに適している。事故などが起きた際にも居場所を伝えやすく、便利なはず」と話している。
(読売新聞より)
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平時の災害学習にはハザードマップを見ておくことが重要だが、外出先で災害に見舞われた場合、場所の特定が避難にも救助にも有効であることは言うまでもない。
さらに、岩手宮城内陸地震の際にも問題になった「住民でない被災者」の存在も注目されている昨今、場所の特定は重要課題の一つである。
今回の取り組みは、住民であるないに関わらず、災害時に自分の居場所を知る上で非常に重要な手掛かりを提供してくれることになる。
こうした地名サインがハザードマップとうまく連携すればさらに効果は倍増するだろう。
地味ながらも有効な取組であり、今後広がっていくことに期待したい。
そしてこうした動きが住民サイドから出てきたことを大いに評価するべきではないか。
(引用はここまで)
写真は、2008年7月の暑いさなか、側溝の蓋に通り名称を塗装する地域住民たちと、塗装された名称の一部である。
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