2010年7月15日木曜日

サッキータイム ~玉野みなと芸術フェスタ2010基本計画(その3)~

7月15日(木)

山田・東児地区イベント

a. アートイベント「たまの東街道2010」
 過去3年間進めてきた山田・東児地区でのアート活動「たまの東街道2010」を、山田まちづくり講座生及び地区住民の方たちと連携しながら、引き続き進めることとする。
 山田・東児地区では、散策ルート・アートスタンプラリー、わが町歴史探訪展、地元三味線クラブ&山田小児童による浜子唄ライブ、宇野港~山田港を結ぶタマノクルーズ、獅子舞演舞など、恒例となったイベントを継続実施する。語らいサロンとして人気の高い「カフェやまだ」も、期間中オープンし、訪れた見学者に憩いと寛ぎの場を提供する。
 又、今年は玉野楽友協会で活躍している弦楽演奏家4人による弦楽四重奏の室内演奏会を計画している。秋の夜長の一刻を、優美な弦楽の音色でお楽しみいただきたいと思う。

b. 新作狂言「野﨑武左衛門」
 昨年11月、山田・東児地区住民らが参加した狂言講座「武左衛門を生きる会」の講座生は、狂言師/田賀屋夙生氏の指導の下、創作狂言「野﨑武左衛門」の公演を実現した。
 塩田王と呼ばれた野﨑武左衛門は、山田・東児地区に広大な東野崎浜塩田を築き、地区の発展に多大な貢献をした大恩人である。この狂言は、以前から歌い継がれている「浜子唄」とともに、山田・東児地区の新たな文化資産として、将来に残すことを目指して創られた。機械化されて今はなくなった入浜式塩田での作業や生活と野﨑武左衛門が遺した多大な功績を、明るい笑いと形式美を重んじる「狂言」と言う演劇手法で伝えるものである。
 今回は、できるだけ多くの市民に観ていただくために、宇野地区(宇野中体育館)において開催することとした。講座生による新作狂言をご覧いただいた後、プロの狂言師による本格的な狂言も鑑賞していただき、狂言の面白さ、芸の深さを堪能していただきたい。

写真は、昨年の芸フェス記録から、散策ルートの水守神社の境内で狛犬の真似をするスタッフ(楽しいからこんなこともしたくなる。)、うたごえサロン会場(しおさい)の入り口に並べられた幻想的な竹灯篭の灯、創作狂言「野﨑武左衛門」の一シーンである。

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