2010年9月20日月曜日

サッキータイム ~芸フェス2010「軒先計画(NOKISAKI Plan)」~

9月4日

この日から、「玉野みなと芸術フェスタ2010」の町なかアート展「軒先計画(NOKISAKI Plan)」が開幕した。
観て楽しく人を導くような作品を宇野港~商店街等へのルートの軒先や店舗に展示し、散歩がてら訪れる観光客や地域住民とのコミュニケーションを図る交流空間とする。展示された場所や店舗空間において、作家又は作品と鑑賞者との間に相互のコミュニケーションが生まれ、作家と鑑賞者とが心と心を通わせる空間ができる。そのような空間を今年から数年かけて、この地域に創ってゆけたらと考えており、これを「軒先計画(NOKISAKI Plan)」として進めることとした。
「軒先計画」を開催することで、以下のようなことが期待できると考える。
①フェリーターミナルの一角や店舗の軒先などであれば、いつでも誰でも鑑賞可能であり、外部からの人の誘致が容易となる。又、作品の追加が容易で地域の反応や要望を追加できる。
②作品を意図する方向に展示することにより、展示の流れに沿って歩いて行けば、コミュニケーションの場・交流の場としての交流空間に誘導できる。
今年、アートの島・直島とその周辺の島々で開催される「瀬戸内国際芸術祭」は、9月20日現在既に40万人以上のアートファンが世界各地から訪れている。正にインターナショナルなアートイベントだ。通過点の宇野港においても、これらの人々と接点を持つ場を作れればと思う。アートの島を訪れる人々と心を通わせる「軒先プラン」は、今後数年間継続実施することで計画している。
「軒先計画(NOKISAKI Plan)」のオープニング作品は、美術家/清水直人氏の作品「Migratory Bird → LIFE」で、9月4日から築港商店街に展示を始めその後も順次増やしてゆく。宇野港域のパブリックアートを鑑賞しながら、「軒先計画(NOKISAKI Plan)」を楽しんでいただきたい。
スタート日の9月4日には、過去の芸フェス関連資料を展示したバウハウスに於いて、清水氏のオープニングトークで軒先計画の意義などを話していただいた。その後、オープニングパーティを行ない、アート談義に花を咲かせた。


0 件のコメント: