2008年5月18日日曜日

たまの・港フェスティバル

5月18日(日)

5月17&18日と2日間、玉野市宇野港一帯で「たまの・港フェスティバル」が開催された。
宇高連絡線が廃止になった1988年(昭和63年)からずっと、火が消えたようになった宇野港の再開発に向けた新たな槌音が響き出したのは1995年(平成7年)のこと。第1期工事が完成して間もなく、玉野商工会議所青年部のおまつり好きな若手経営者達による「港おこし」の機運と共に1997年(平成9年)に始まったのが、今年12回目を迎える「たまの・港フェスティバル」である。「海・港・船」をテーマにした「海洋観光都市」玉野ならではの、玉野で最も大きなお祭りだ。毎年5月第3土・日の2日間、大型客船や護衛艦などが来港、市内外の10万人近くもの来客で大賑わいになる。
今年は、貴婦人とも言われる帆船「海王丸」がその優美な姿を宇野港第1突堤に現し、多くの観客を楽しませてくれた。第3突堤では海上自衛隊の護衛艦「やまゆき」も一般公開をして、長い行列が連なっていた。岸壁には、陸上自衛隊の地対空砲車等の装甲車もずらりと並んで威容を誇っていた。
緑地では、我が清水直人氏と佐藤史仁氏による「方舟プロジェクト」が異彩を放っていた。造船のまち玉野市に相応しいモニュメントで、方舟にはロープが張り巡らせてあり、そこに人々の願いをくくりつけていくことが出来る。単に作品を観るだけでなく、見る人が作品や人生、地域などに思いを寄せる、そんな趣向が清水氏ならではの発想である。アートと人との融合とでも言おうか。
さて、我がSNTJKは、拠点るんるん島での「トンボ玉体験」、宇野港銀座通りでの「お絵かき広場」に今年も参加。多くのちびっ子たちが思い思いの絵を描いたり、好きな模様のトンボ玉を作ったり、しっかり楽しんでくれていた。まちおこしの一環として参加できることのありがたさでもある。

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