2008年11月30日日曜日

サッキータイム~挨拶回りと、その後に見たもの

11月29日

山田地区でお世話になった方々の所に、まちづくり講座の小野さん、芸フェス事務局の田中さん共々お礼の挨拶回りに行った。
そこで、芸フェス期間中作品作りに協力された続木さん、俄かにアートに目覚められ、鉄で作った松の盆栽を見せていただいた。見事な作品だ。立体芸術家の佐藤さんと一緒に、大きな魚(玉野市の市魚メバル)の鉄像を作って宇野港に展示したいというような新たな構想を話されていた。
帰りに駅東創庫と宇野港に寄った。水守神社で展示されていた佐藤、清水、続木のコラボ作品「マインドサッカー」が宇野港に展示されているという。真っ暗な中での写真で全体を見ることは出来ないが、この作品は、その不気味な姿が人目を引くことだろう。
又、駅東創庫前に新たに作られたフットサルコートがこの日オープンという看板があったので、これも記念にパチッ。

サッキータイム~散策ルート拠点の陶芸作品

11月22日~24日

芸術フェスタの3日間、たまの東街道では散策ルートの各拠点にスタンプを置いて、5箇所のスタンプを押すことにより、一つの作品が出来上がるようにした。
スタンプの作家は駅東創庫で陶芸作家として活躍中の村上望さん。村上さんには、スタンプだけでなく各拠点に東街道に因む建物や風物を陶芸作品に仕上げて展示してくれた。芸フェス終了後、カフェ山田に集めた各作品の出来の素晴らしさに思わずシャッターを押した。今日は、その作品群を全て公開する。お楽しみあれ!
来年以降もこの地で散策ルートのスタンプラリーイベントが行われると思うが、山田地区の方にはこれら作品を是非ご活用いただきたい。村上さん、山田地区に提供してあげてね。

サッキータイム~タマノクルーズ

11月24日(月)

待ちに待った宇野港から芸フェス開催中の山田港に向けてのクルーズだったが、あいにくの冷たい雨で楽しみも半減だった。
50名の申し込みだった参加者も、キャンセル15名、新規3名の38名。スタッフ5名、山陽放送のカメラマン1名、キャプテンを入れ総勢45名の乗船者は、海から観る玉野の景色を楽しんだが、残念ながら雨で鮮明には観ることが出来なかった。船内の案内は、観光ボランティアスタッフの大前さんにお願いした。
途中大藪港で下船し、みかん狩りと観音山からの瀬戸内眺望を楽しんだ。
山田港についてから、芸フェス開催中の旧味野専売支局山田出張所(現デイケアサロンしおさい)で沖縄料理の暖かい昼食を頂き、山田に新たに作った散策ルートを見学した。その後、山田に残る獅子舞演舞を見学。雨が降って出来ないかと心配していたが、昼食を取ったしおさいの広間で演舞、クルーズ参加者の感激は並大抵のものではなかった。その後、国内有数の製塩工場であるナイカイ塩業を見学。最新の製塩工程に子供たちも感心していた。
帰りの船は、時化た海の大波に大揺れだったが、ディズニーランドの遊具に乗った積りで波を楽しんでくださいと案内したこともあって、大笑いのうちに宇野港に着くことができた。下船後記念写真を撮影、風雨に心配されたタマノクルーズも、無事終了することが出来た。

2008年11月29日土曜日

サッキータイム~フェスタ2日目

11月23日(日)

前日に続き快晴。野外演劇を計画していただけにホッとする天気だ。
朝早くから、夕方催される「狂言を楽しむ」の夕べに向けて、舞台壁画の組立てと立て方、前面と側面への欄干の設置、観客用座席の配置など、会場設営に多くの方が汗を流してくれた。
今回フェスタに、東京の客人に5年ぶりにお越しいただいた。中山桃さん、東京でイベント企画などをされる会社の社長さんだ。玉野で芸術フェスタを始めるきっかけとなった縄アートの企画を持ってこられた仕掛け人である。2003年のことだ。それから5年以上が経過、芸フェスも数えて6回目。全国的にイベント企画をされている彼女の経験からも、これだけ長く継続している団体は他にないと、しきりに感心されていた。わざわざ玉野まで足を運ぶ気になられたのは、そういった熱心な活動に共鳴されたからかもしれない。宇野駅まで出迎え、2年前に完成した宇野港の新岸壁を案内した。立派になった宇野港にも驚きの様子だった。
メイン会場「しおさい」広場ではナビゲータ・清水直人氏の作品、散策ルート拠点の無動院では染色家・北野静樹氏の作品を見学。夕方には舞台も完成し、今日のメインイベントが始まった。
笠岡在住のプロの狂言師・田賀屋夙生氏による文化講演「狂言と地域文化」では、狂言の歴史、県内で開催されている楽しい創作狂言の紹介、狂言での所作などについて面白い話を聞かせてくれた。
続いて、玉野市長を始めとした16名の火入れ奉行による火入れ式を行った。奉行には、地域の方々が作った裃を着け、雰囲気を盛り上げることが出来た。
狂言「仏師」は、きっと狂言の代表的作品なのであろう。その面白さは見事なまでだった。すっぱ(詐欺師)を演じた田賀屋さん、田舎者を演じた島田さん(田賀屋さんの息子)、ありがとうございました。
来年、この地に製塩を扱った創作狂言が出来ることを心から念じている。
イベント終了後、カフェ山田のまかない料理を頂いた。料理を作ってくれた山田のご婦人方に感謝!感謝!!

2008年11月28日金曜日

サッキータイム~フェスタ始まる

11月22日(土)

今日から、いよいよ今年の芸術フェスタが始まる。1年間練りに練った企画が日の目を見ることになる。
今年は、山田地区に新たな散策ルートを作ることをメーンに進めてきた。拠点では、作家の作品も展示してある。抹茶のサービスもしてくれた三宅邸の人気もすごかった。ルートの各拠点にスタンプを置き、それらスタンプ全てを押すと一つの作品が出来上がる。そんな楽しいスタンプラリーも実現した。
午前中は100年祝い餅つき大会、昼から子供たち向けの獅子舞ワークショップ、夜は詩吟、琴、浜子唄からなる東街道ライブ。夫々に楽しいイベントばかり。参加者は皆喜んでいた。


2008年11月25日火曜日

サッキータイム~会場準備

11月15日(土)

芸フェス開始を1週間後にひかえ、メインステージの舞台作りなど、事前準備を行なった。
今年は、狂言をやると言うので狂言師の要望を入れて、寸法5m×7m、高さ45センチのメイン舞台、入口部に2m×5mの袖舞台を作った。舞台奥には松の絵を描いた壁、手前には竹で作った欄干、袖舞台進入部には役者の控えを隠す幕、舞台の外側左部分に松の枝3本等、相当に趣向を凝らした舞台を作ることになった。
舞台は、ナイカイ塩業さんで使っている109センチ角×15センチ高のパレット135枚をお借りして、1個ずつ並べていった。地面が平らでないため、先に地面の凹凸を均してから並べ始めた。それでも各パレット間に段差が出来るため、シム調整をしながらレベルを出していった。午前中に粗方出来上がるかと考えていたが、夕方まで一杯掛かった。
一方、力の衰えたお年寄りたちには、芸フェス開催を知らせる幟旗の設置、散策ルート拠点の位置などを知らせる看板作りなどを行い、芸フェス開催に向けた準備で、老いも若きも大勢のスタッフが力を合わせ汗をかいた。
写真は、上から舞台作り始め、ほぼ出来上がった舞台、舞台の奥に立てる見事な松の壁画、会場案内の看板。看板は全て筆者が書いた。約50枚くらいは書いたかな。大変でした。

2008年11月20日木曜日

サッキータイム~果たして何が・・・?

11月17日

山田に打合せに行ったついでに、立体芸術家/佐藤氏と美術家/清水君が作品を制作中というので、山田で鉄工業を営んでいる続木工業に立ち寄った。今回のフェスタで、続木さんは2人のアーティストが作ろうとする作品制作のお手伝いを快く引き受けてくれたのだ。
そこには、何やら得体の知れない大きなゴムパイプがあった。昔、瀬戸内海の海砂を採取していたサクションパイプとか。直径80センチ、長さ4メートル、厚さ7センチ、重さ1,500Kgにもなろうかという、通常では見ることの出来ない巨大なパイプだ。瀬戸内海の海砂を採取することが法律で禁じられたのは、何十年も前のこと。よくぞ今までとってあったものだ。
現代アートの作家は、こういった普通では廃材としか思えないものを、作品の素材にする。果たして何が出来上がるのか・・・?常人には理解を超える。

2008年11月13日木曜日

サッキータイム~山田の方々による事前準備

11月10日(月)

タマノクルーズのルート確認と現地の下見のために、クルーズで説明役を引き受けてくれた大前氏、事務局の田中氏、そして私の3人は。宇野港から大藪のみかん狩り会場、山田港、山田散策ルートを車で回った。旧味野専売支局山田出張所に作ったカフェ山田では、地区の方々がろうそくを入れる竹筒を作っておられた。全部で300本。凄い数だ。地区の皆さんの努力には感心させられる。
散策ルートBコースの文化ゾーンでは、まちづくり講座の方たちが竹を切り、大元屋三宅邸の清掃などをされていた。無動院も秋の静寂で、いい風情であった。北野氏の作品がきっと映えることだろう。山田の散策コースもなかなか味のあるものだ。今年のフェスタも成功間違いなしであろう。

サッキータイム~宇野港にて

11月10日(月)

岡山県玉野市の最南端にある【はなの港】宇野港で、緑地の整備がされていた。県の事業である。出来上がったらかなり綺麗になるだろう。宇野港の西側・緑地公園にあった、宇野港築港を強硬に主張した明治の県知事桧垣直右氏の銅像が東側に新たに造られるメモリアル公園に移設されることになった。
若い女性が写真を撮っていたので、声をかけたら「東京から」来たという。行く先を尋ねると「直島へ」。玉野にも駅東創庫で「アートが楽しめるよ」と教えたら、「行ってみたい」とは言わなかった。芸フェスのパンフを渡し、玉野でもアートが楽しめることをPRしておいた。記念に写真を撮ったが、BLOGに掲載していいものやら?

サッキータイム~御崎シーサイド文化展

11月9日(日)

岡山県玉野市の御崎シーサイド地区には、多芸多才の方がたくさん居られる。
今年も恒例となった秋の文化展が、御崎公園横にあるシーサイド集会所で開催された。作品点数はゆうに100点は超えると思われるほど、50畳敷きの広間一杯に並べられていた。
書道、絵画、写真、手工芸、生け花、パッチワーク、木工品など様々。中でも柿の種など自然のものを利用して作られた花の造形品、細かい手作業で作られた大きなパッチワーク作品など、良く出来ていて感心した。
文化体育部の皆さんの努力で、今年も文化展を楽しむことが出来た。残念なのは、私自身が作品を出せなかったことだ。今年はちょいと忙しすぎた。来年こそ何か出したいと思う。