11月23日(日)
前日に続き快晴。野外演劇を計画していただけにホッとする天気だ。
朝早くから、夕方催される「狂言を楽しむ」の夕べに向けて、舞台壁画の組立てと立て方、前面と側面への欄干の設置、観客用座席の配置など、会場設営に多くの方が汗を流してくれた。
今回フェスタに、東京の客人に5年ぶりにお越しいただいた。中山桃さん、東京でイベント企画などをされる会社の社長さんだ。玉野で芸術フェスタを始めるきっかけとなった縄アートの企画を持ってこられた仕掛け人である。2003年のことだ。それから5年以上が経過、芸フェスも数えて6回目。全国的にイベント企画をされている彼女の経験からも、これだけ長く継続している団体は他にないと、しきりに感心されていた。わざわざ玉野まで足を運ぶ気になられたのは、そういった熱心な活動に共鳴されたからかもしれない。宇野駅まで出迎え、2年前に完成した宇野港の新岸壁を案内した。立派になった宇野港にも驚きの様子だった。
メイン会場「しおさい」広場ではナビゲータ・清水直人氏の作品、散策ルート拠点の無動院では染色家・北野静樹氏の作品を見学。夕方には舞台も完成し、今日のメインイベントが始まった。
笠岡在住のプロの狂言師・田賀屋夙生氏による文化講演「狂言と地域文化」では、狂言の歴史、県内で開催されている楽しい創作狂言の紹介、狂言での所作などについて面白い話を聞かせてくれた。
続いて、玉野市長を始めとした16名の火入れ奉行による火入れ式を行った。奉行には、地域の方々が作った裃を着け、雰囲気を盛り上げることが出来た。
狂言「仏師」は、きっと狂言の代表的作品なのであろう。その面白さは見事なまでだった。すっぱ(詐欺師)を演じた田賀屋さん、田舎者を演じた島田さん(田賀屋さんの息子)、ありがとうございました。
来年、この地に製塩を扱った創作狂言が出来ることを心から念じている。
イベント終了後、カフェ山田のまかない料理を頂いた。料理を作ってくれた山田のご婦人方に感謝!感謝!!
0 件のコメント:
コメントを投稿