2009年1月1日木曜日

サッキータイム ~1年の計~

1月1日(木)元旦

「1年の計は元旦にあり」という。
今年1年、どんな年になるか?はたまた、どんな年にするか?
昨年後半からアメリカ発金融不安を発端にした、世界のピープルによる自動車の買い控えによって、自動車業界とそれを取り巻くあらゆる産業がどん底に陥り、先の読めない不況に突入している。今回の不況は地球的規模で同じ状況にあるため、好況とは言えない日本円が独歩高となり、輸出産業は軒並み大幅な減益を余儀なくされている。つい最近まで好況といわれていた造船業界も、大量の受注残を抱えてはいるものの、キャンセルが相次ぐといった厳しい状況に落ち込むこともないとは言えない。
好不況に余り左右されないといわれる医療界や芸術界は、どうなることか?この不況に飲み込まれないようによく考えねばなるまい。
病というのは、好不況にかかわらずやってくる。如何に患者さんに来てもらうようにするかが病院経営の基本である。先ずは「あの病院は病気を良く治してくれる。」との評判を立てられること。それと「あの病院は感じが良い。」と言われることに尽きるだろう。要は、医師・看護師・受付・スタッフ等の対応次第である。今年の大河ドラマ~天地人~では「愛」が基調とか。ひょっとしたら患者さんに対する「愛」がキーワードかも・・・
アートのお客さんというのは、基本的にある程度裕福な人がターゲットだろうから、不況が来たからといって需要が劇的に落ちることはないと思う。又、売れない作家は、元々アートだけでは食えないと認識しているから、それなりに生計を立てている。ただ、アルバイトが減って困ることは、少々あるのかも・・・
歴史・人・アートに触れることによって、地域の良さを感じてもらう活動を行っている我々にとっては、一時的な好不況に左右されることなく、真っ直ぐ信じた道を進むしかあるまい。ただ、多くの人に共感・感動してもらうためには、深い内容と洗練された表現が必要であり、それを可能にするのはやはりしっかり勉強することだと思う。今年も元気に、良く学びよく遊ぼう。
もらった年賀状に「笑門来福」というのがあった。「笑う門には福来る」である。今年は、玉野の歴史・製塩をテーマにした創作狂言を是非実現したいものだ。それが、今年の歴史・人・アートを実現する具体的取り組みになるのだと思う。
正月写真の代わりに、昨年フェスタの狂言案内パンフを。
読者の皆さん、今年も宜しくお願いします。

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