2009年5月31日日曜日

サッキータイム ~二人展 硝子の色 水茎の色~

5月31日(日)

岡山市出石町にあるアートスペース油亀で開催しているというので、森美樹 中村文美 二人展「硝子の色 水茎の色」を鑑賞してきた。
森美樹さんは、ご存知の方も多いと思うが、玉野市駅東創庫の作家の一人として活躍されている。我が芸術フェスタでも、実行委員の一人として活躍されている、貴重な硝子作家である。中村文美さんという方は知らなかったが、書の作家として、或いは篆刻や陶芸などでも活躍されている凄い方のようだ。書と硝子とが、130年の歴史を持つ油亀の建物に、鮮やかに溶け込んで、見事な空間だった。
説明するより、是非実物の鑑賞をお勧めする。
http://plaza.rakuten.co.jp/ayasuzuri/diary/200905010000/

2009年5月30日土曜日

サッキータイム ~おもちゃ王国~

t5月30日(土)

玉野市滝にある“おもちゃ王国”。全国的にも結構有名な遊園地だ。
毎月行くゴルフ場「瀬戸大橋カントリークラブ」の隣にあるが、これまで縁がなく入ったことはなかった。今日は、孫が行きたいというので初めて入ることにした。天気もよかったし、大勢の客で一杯だった。
中は思いのほか広く、乗り物もパビリオンもたくさんあり、何せおもちゃが一杯だから、子供は大喜びだ。子供と一緒なら何度入ってもいいなと思う。
写真は上から、しまじろうと一緒に佑磨とママ(サッキーの娘)、ブロックで作ったパトカーの前で、ミニジェットコースター、円形エンジンボート(操作が難しく中々思い通りにならない)

サッキータイム ~狂言講座第2回~

5月24日(日)

14人の参加(初参加5人)を得て、狂言講座(第2回)が開催された。この日も、基礎的動作の稽古が主だった。

この日教えて頂いたことの要点を、箇条書きで纏めてみた。
1.発声
・大きな声で:遠くの人にも何を言っているのか分かるように大きな声で明瞭に。
・腹式呼吸が効果的:臍の下の丹田に力を入れて、声帯に負担を掛けないように発声。
・笑い方:ハ~ッ、ハ~ッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、両腰に手を当て、下から上にせり上がりながら、いかにも楽しそうに見せる。
・泣き方:ヘ~ッ、ヘ~ッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、顔の前に涙を受けるようにして手をかざし、上から下に悲しそうに見せる。
2.歩き方
・姿勢正しく:真っ直ぐ前を向いて、頭を上下させず、動く姿が美しく見えるように。
・運歩(足の運び):土ふまずが床に着く積りで床に押し付けて、歩幅は足の長さくらいで。
・曲り方:左へ曲るときは右足の中ほどを左足の先につけて足を床に着けたまま左に90度回転する。右へ曲るときはその逆。このときも身体を上下したり揺すったりしない。180度回転して進むと、軍隊調で言えば「回れ右前へー進め!」となる。
3.せりふ
・ルーツ:狂言は、650年の歴史があり、せりふ劇のルーツと言われている。
・リズム:せりふには狂言独特のリズムがある。リズムと一緒に声を出して覚える。
・序破急:緩急をつけて、感情表現をする。
・名乗り:最初に自己紹介。「これはこの辺りに住まひ致す者でござる。
・呼出し:主人が太郎冠者を呼ぶ。「ヤイヤイ太郎冠者、居るかやい。
      太郎冠者登場 「ハアーッ。
      主人 「ゐたか。
      太郎 「お前に居りまする。
      主人 「念なう早かった。
4.所作
・附子(ブス=トリカブト)を題材に、「扇げー、扇げ」、「扇ぐぞ、扇ぐぞ」の所作練習。これは特別楽しかった。笑いが止まらないとはこのこと、やってみないと分からない面白さだ。
・扇の使用:長さ1尺2寸(「尺2」という)、骨の数10本のものを使う。次回から普通の扇子でもいいから持参する。
5.その他
・足袋:練習のときは、足袋若しくは厚手の靴下を履く。
・基本に忠実:新作狂言実演も上記基本に則って行う。

事務局からのお知らせ下記の通り。
講座参加の会費:入会金500円、月額1,000円(1回しか習わなくても1,000円。1回500円の値打ちではなく、月3,000円くらいの値打ちのものを1,000円にしているのだ。だから、1回しか習わなくても月1,000円である。)
入会締切り:そろそろ配役等も決めてゆく関係もあり、入会受付は基本的に次回入会までとする。但し、浜子唄の歌い手となる学童は、この限りでない。

写真は上から、笑い、泣き、「扇げ~、扇げ」の所作、所作を見て笑い転げる講座生。

2009年5月26日火曜日

サッキータイム ~宇野・築港まちづくり講座(1)~

5月24日(日)

玉野みなと芸術フェスタ2009では、改めて宇野・築港地区の魅力を探るために、この地区の歴史・文化を再確認する作業から行うこととした。このために、地区住民に呼びかけて、「宇野・築港まちづくり講座」を立ち上げることとした。この日はその第1回目の講座で、プロローグとして玉野地区の歴史学者の第1人者である玉野市教育委員長/榧嘉明先生に宇野・築港地区の歴史を、10の出来事を通してお話しいただいた。
以下の文章は、事務局(芸フェス実行委員会)から提出した資料「講座の進め方」の概要である。

1.講座の目的
宇野・築港まちづくり講座(以下「講座」という。)は、宇野・築港地区における歴史、文化、自然、産業、交通、食等について、志を同じくする仲間と地域住民とが触れ合いながら学ぶとともに、地域の特性や文化遺産及び産業資源を生かした、魅力あるまちづくりと新たな観光づくりに資することを目的とします。
2.講座の運営要領
・開催日:毎月第2&第4日曜14:00~16:00(スタート:5月24日)
・開催場所:バウハウス(必要に応じて現地集合)
・運営方針:目的達成のために、古い写真の整理、遺構の保存活動、散策ルートの提案を行う等、聴くだけでなく自ら活動する講座とします。
・参加者へのお願い:古い資料や写真をお持ちでしたら、是非持ち寄ってご紹介ください。
・参加費:第2回から、毎回300円になりました。(資料代、お茶代、場所代)
3.講座のカリキュラム(案)・・・後のカッコ内は講師の候補者
・宇野港の歩み:(榧先生、大前さん)
・宇野・築港地区の歴史:(榧先生、参加者)
・宇野・築港地区の産業、文化遺産、食文化:(産業人、文化人、参加者)
・宇高連絡船の歩み:(宇高連絡船愛好會長/Mさん)
・玉野市電の歩み:(玉野市電保存会長/Kさん)
4.フィールドワーク(脚光を浴びている表舞台もいいが、隠れた歴史の発掘を行いたい)
・歴史遺構の探索と現況確認
・神社及び寺社、由緒ある建造物などの訪問
・隠れた芸術文化・歴史物語の発掘
5.創作活動
・宇野・築港地区の歴史パネル展
・宇野・築港地区の散策ルートの提案
6.組織
・事務局:玉野みなと芸術フェスタ実行委員会(運営取り纏め&会計等)
・顧 問:榧嘉明先生に委嘱(全般のアドバイス、歴史関連講義の講師)
・連絡先:バウハウス(TEL0863‐33‐8118、FAX0863‐33‐8119)

写真は、上からまちづくり講座に集まった講座生、熱心に講義を行う榧先生、3~4枚目の2枚は講座生が持参した写真で、懐かしい話に花が咲いた。最後の写真は、宇野港竣工式当日(明治42年9月25日:今から丁度100年前)のスタンプのある絵葉書で、昨年1月に発見された極めて貴重な写真。

2009年5月25日月曜日

サッキータイム ~SNTJK総会&懇親会~

5月23日(土)

「IT」と「まちおこし」の二つを柱として活動するNPO法人スマイルネット玉情協(略してSNTJK)の通常総会が、バウハウスの会議室で開催され、2008年度事業報告及び決算が承認された。
昨年度も赤字計上だったが、めげずにやり続けるのは、何のためか?それは、きっと活動が面白いのと、儲けようとする意思が殆どないからであろう。2009年度事業計画は、バウハウスの指定管理業務が増えたので、事業規模としてはかなり増えたが、今年度も赤字の予想である。でも楽しいのは何故? 
このNPO法人は、元気なお年寄りの活動の場を提供することを基本理念として立ち上げたのだが、まさに今益々元気に活躍できており、NPO法人を立ち上げた甲斐があったというものである。
総会終了後、バウハウスのお向かいにある、焼肉と中華の店「清味園」で中華料理の懇親会だった。さらにその後、2次会は近くのスナック「ますみ」。裕次郎バージョン、ひばりバージョンと、カラオケの花盛りだった。上手いのもいるが、下手は徹底的に下手だ。でも元気だけは皆素晴らしい。
アップに耐える顔を一つだけ。メンバーでは2番目の長老だが、艶々した黒髪と声の張りは若手(と言っても平均60ウン歳)に劣ることはない。I氏71歳である。

サッキータイム ~バウハウス運営委員会~

5月23日(土)

この日午後1時半から、関係者11名の参加を得て、玉野市文化会館「バウハウス」の運営委員会が開催された。NPO法人スマイルネット玉情協が、玉野市からバウハウスの指定管理者に指定されて初めての委員会である。委員長には文化協会/發知会長、委員長代理には玉野商工会議所女性会/梶田監事が選任された。会館の運営基本方針及び経営方針、その他組織運営、収支計画など、事務局(指定管理者)サイドから出された提案は、全て承認された。その概要を以下に示す。

1.会館の管理運営基本方針
・市民の芸術文化の振興発展と公平な利用
・安定的かつ継続的なサービスの提供
・最小経費で最大効果の管理運営効率化
・楽しい芸術文化を当館から発信
・必要な管理運営業務を着実に遂行
・文化会館条例に従った適正な利用運営
2.会館の経営方針
(1)サービスの向上実現方策
・利用しやすい雰囲気作りと利用件数の増加
・企画展に関する柔軟な利用契約方式の採用
 展示者の希望(売上高対応等)にも柔軟に対応
・インターネットを活用した利用申込み
・看板やPR方法の改善工夫による有効な広報
・市民が憩える寛ぎの場(休憩コーナー)の提供
(2)平等利用の考え方
・全ての市民が平等公平に利用できるよう配慮
・利用は、原則として申し込み順
(3)事業実施(貸し館事業等)
・より多彩な芸術作品の展示が可能な工夫
・展覧会や音楽会等、文化鑑賞機会の増加
(4)施設等の保守・管理
・利用者がいつも快適に利用出来るよう管理
・関係法令に基づく定期的保守・管理の実施
・消防設備点検、電気設備保守点検、消火器点検の確実な実施
・火災、盗難、破損等事故発生の警戒・防止、財産保全と人身の安全等、警備業務の徹底による施設の円滑な管理運営
(5)コスト削減方策
・管理人の常駐時間短縮(原則15時まで)
・転送機能付加による常時電話対応
・相見積りによる安い業者との委託契約
(6)収入確保方策
・近隣ギャラリーとの連携による利用増
・県内外の作家や音楽家にPR、企画展や音楽会等を増加
・ショップコーナーを設置しアート作品を販売
・利用しやすい環境のPRによる知名度向上
・貸事務所等の利用者確保による収入増
(7)自主事業実施計画の提案
・市内外の芸術家と連携した企画展等の開催
・地区イベントに合わせた当館イベントの開催
・当館を会場とする「みなと芸術フェスタ」の開催
3.平成21年度イベント計画
(1)自主事業
4月:企画展「玉野市で活動する作家展」第Ⅰ期
8月:企画展「玉野市で活動する作家展」第Ⅱ期
9月:玉野みなと芸術フェスタ2009
1月:企画展「玉野市で活動する作家展」第Ⅲ期
(2)市民事業協賛
5月:たまの・港フェスティバル
7月:築港夜市

玉野市の文化力向上と地域活性化を目指して運営して参ります!

写真は、運営委員会の状況。

2009年5月18日月曜日

~しんぶんシーであそぼ!~ in たまの・港フェスティバル

5月16(土)~17日(日)

毎年5月第3土日の2日間、岡山県玉野市の宇野港及び近隣商店街で、「海・港・船」をテーマとした「たまの・港フェスティバル」が開催される。今年は第13回目に当たり、小雨の中だったが、大勢の見物客でごった返していた。2日間の出足は5万人とか。昨年の7万に比べるとかなりの減少だが、雨の所為もあっただろうし、若干マンネリ気味なのかもしれない。
岸壁には、護衛艦「まつゆき」が停泊して、一般公開(無料)に並ぶ人の列が延々続いていた。2日間で6,600人くらいが見学したとか。もう一方の岸壁には、御座船が来ていて、1日3回のクルージング(有料;1,000円)をすることになっているが、こちらは今一歩の入りのようだ。
さて、宇野港銀座にある我がバウハウスでは、「しんぶんシーであそぼ!」のイベントに多くの子供たちが大喜びだった。ダンボールに囲まれたプールに、細かく裁断した無数の新聞紙を撒き、海に見立てて“しんぶんシー”。潜ることもできるし、泳ぐこともできる。勿論紙(水?)飛沫を飛ばすことだって。紙クッションを敷いた上だから、体ごと飛び込んでも海に飛び込むのと同じく全く痛くない。
プールの際には、お絵かき広場があって、色付けされたダンボールに魚の絵を描いて切り取り、壁に貼り付けてゆく。すると忽ち、ホール全体が水族館に早変わりだ。魚はこれから毎年増え続け、壁に貼り付けるだけでなく、上から吊るして空中にも泳がすことになるだろう。今後も楽しみな空間になるに違いない。
この2日間、大阪に住む息子夫婦が来玉したので、短時間だったが港フェスを案内した。二人とも初めて観る祭りらしく、特に船好きの嫁は、護衛艦まつゆきと御座船にいたく感激していた。

2009年5月12日火曜日

サッキータイム ~MM会議(その3)~

5月11日(月)

愈々この日から、分類作業のスタートだ。
よくぞここまで集めたと思うほどの、資料と写真の山だ。
アルバムの整理にも相当時間が要るだろう。
過去のマップも興味深い。

2009年5月11日月曜日

サッキータイム ~狂言講座(第1回)~

5月10日(日)

この日から、玉野市山田の「しおさい」(旧味野専売支局山田出張所)において、プロの狂言師/田賀屋夙生氏を招いて、狂言教室を始めることになった。
みなと芸術フェスタの一環として、11月1日に演じる創作狂言「武左衛門」のお稽古の第1歩である。
山田地区、芸フェスメンバー、一般からの参加者合わせて9名が、田賀屋先生の指導の下、練習開始だ。KCTのカメラマン、山陽新聞記者が取材に来ていた。
先ず、発声の練習から。マイクを通さずに遠くまで聞こえるようにするため、腹式呼吸で声を出す。臍の下(丹田)に力を入れて呼吸する。始めは笑いの練習「ハー~ッ、ハー~ッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハ。」下から笑いあげてゆく。次に泣き、「ヘー~ッ、ヘー~ッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘ。」と上から泣き咽ぶ。
その後、歩きの練習、腰を屈めてすり足で歩く。比較的小股である。コーナーの回り方なども。
最後に謡の練習をして、この日は終わった。暑い所為もあったが、2時間の練習で、腰周りの筋肉が痛くなるし、結構汗ビショとなった。月に2回、あと半年、しっかりやってみよう。健康にもよさそうだ。
読者の方で、興味をもたれた方は、是非参加していただきたいと思う。

サッキータイム ~築港商店街のフィールドワーク~

5月9日(土)

芸フェス企画検討会のスタートに、築港商店街でのアート作品展示が可能な場所を求めてフィールドワークを行った。写真は100枚ほど撮ったが、ここでは数枚だけ紹介する。
築港商店街の北側にある小高い山の頂上に、お城みたいに立派なお宅がある。法面には崖崩れ防止のコンクリートが打設されているが、これが碁盤の目のような形状で、ここに作品展示したら面白いなどと壮大な話をする者がいた。
築港八幡宮は、田井八幡宮の支社みたいである。ここでも何か作品展示が可能ではないだろうか。
宇野駅の西側には、スナックが結構多い。スナック好きのS氏、スナックアートを検討したいのではないだろうか?駅を出た直ぐ傍に観光案内所があるが、6月頃からこの案内所が駅構内に移るため、この場所が空くことになる。ここにちょっとした休憩コーナーを設け、アート作品展示をしても面白いと思う。
5枚目の写真は。商店街を外れたところにある病院の跡があるが、昔の異人館的雰囲気があり、アート展示場としては、魅力的な建物である。この建物のさらに西側に小高い山というか丘があるが、丘の上から見る宇野港も風情があっていい。
何か面白いことがやれそうな場所が幾つか見つかったのは、収穫だった。










2009年5月7日木曜日

サッキータイム ~WAVE港・海辺活動振興助成決定~

5月7日

SNTJK(NPO法人 スマイルネット玉情協)が行う事業が、昨年に続き、WAVEから助成を頂くことが決まった。
昨年は、タマノクルーズ「たまの東海道」というイベントで、宇野港から製塩の歴史を持つまち・山田港へのクルーズに対して助成を得ることができた。この活動報告については、3月8日のこのBLOGに記載している。
今年は、宇野港を中心に開催する「玉野みなと芸術フェスタ2009」に対して、助成していただけることとなった。非常に有難いことで、「しっかり頑張らなくちゃー」と言う思いを強くする動機付けとなる。

活動助成を頂くために提出した応募書類には、以下に示すような活動概要、活動目的、期待される効果を記載した。
◆活動の概要
2~4月/基本計画立案(毎月、実行委員会企画部会による企画検討会を開催)
5~9月/宇野港&周辺の歴史調査(宇野・築港まちづくり講座を組織化して調査研究)
8月/歴史・文化展開催要領の確認(実行委員会の開催)
9月/宇野港歴史展、アート展(まちづくり講座の成果発表、空き店舗アート展)
11月/創作狂言の実演(田賀屋狂言会の指導を仰ぐ)
12~2月/活動成果の取りまとめ
◆活動の目的
2003年以来、玉野市内の港を中心として芸術文化活動の振興を続けてきた「玉野みなと芸術フェスタ2009」は、宇野港の歴史的な転換期を迎え、宇野港及びその周辺地域での歴史・文化遺産等を調査し、地域の人々と連帯して観光資源を発掘し新たな芸術文化を創造することにより、街並み再生と芸術文化の振興を図ることを目的とする。
◆期待される効果
「玉野みなと芸術フェスタ」は、2003~06年の4年間、宇野港を文化と芸術の薫り高いアートハーバーとして地域興し・港興しを図るべく、宇野港界隈で活動してきた。その後、製塩歴史の掘り起こしと地域文化振興ということにも目を向け、2007~08年の2年間、玉野市東部の山田港界隈で活動を継続してきた。
この2年間の活動で、「文化芸術が地域の活性化に大きな力を持つ」ことに多くの市民が気付き始めた。宇野港竣工から100年を迎える今年、再び宇野港に戻り地域住民とともに宇野港界隈の歴史・文化の掘り起こしを行うことにより、沈滞気味のこの地に新たな風を起こし、住民の意識変革と地域の活性化を呼び起こすことが期待される。

サッキーが最も言いたいことは、「芸術文化が地域の活性化に大きな力を持つ。」つまり、アートの持つエネルギーは凄いということである。一人でも多くの皆さんが、そのことに早く気付いて欲しいと願ってやまない。
「アートハーバーからアートタウンへ、さらにアートシティへ!」この活動のコンセプトである。点から線、線から面への拡がりが、我がまち玉野を活気付けるのだと思う。

2009年5月5日火曜日

サッキータイム ~深山公園わんぱく広場~

5月5日(火) こどもの日

娘と孫が我が家に来たので、深山公園のわんぱく広場を案内した。深山公園は、こどもの日ということでたくさんのイベントがあって家族連れでごった返し、駐車場も見つからないほどだった。
駐車場の直ぐ下にふれあい広場というのがあって、そこに消防用はしご車が展示してあったので、地上まで降ろしてあった先端のケージで記念写真「ピース!」 そのもう一つ下の広場では、ミニSLが走っている。SLを作ったのは、近くに住む金崎さんという方。ガスで蒸気を沸かして動力にしているが、正しく本物そっくりのSLである。
その後、お目当てのわんぱく広場に設置された「巨大新聞砂場」である。3m×5m位のテントに裁断した新聞をごっそり置いてあり、そこで砂場みたいに戯れたり新聞紙をかき混ぜたり飛ばしたり、凄く楽しそうに遊んでくれる。5人ずつ5分間くらい遊ぶことができるが、子どもの列は途切れることがないくらい次々とやってくる。終わった後、近くにある小型のトランポリンで飛び跳ねていた。
日頃身体を動かすことを余りしていないのかどうか、大喜びで跳ね回っていた。


2009年5月3日日曜日

サッキータイム ~コンテンポラリー・ダンス~

5月3日(日) 憲法記念日

GWに入って余りやることもなく駅東創庫に寄ったところ、佐藤&清水氏の工房に若い女性が来られていて、モダンダンスをされているという紹介を受けた。彼らが、今年1月、岡山のルネスホール公文庫カフェで開いた、廃材を家具に仕立てた作品展「room=table×chair+other」で知り合ったとのこと。
https://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2009/01/23/2009012311525733034.html
倉敷にお住まいの平井さんという方で、ヨーロッパで修行を積まれたとか。聞くとモダンダンスと言うよりはコンテンポラリー・ダンスだと言われた。ダンスについては殆ど無知で、見たこともないものを話で聞いてもよく呑み込めない。日本に古くからある舞踊との違いについて聞いてみた。花柳流などの日本舞踊は形(様式)の美しさを追求するもののようだ。今年芸フェスでやろうとしている狂言での舞い、歌舞伎舞踊などは、娯楽性の強い今で言うエンターテインメント舞踊という認識と理解した。インドネシアのケチャダンスやアフリカなどに見られる民族舞踊などは、宗教的儀式の意味合いがあるのと、踊りながら自分たち自身が陶酔境に入ってゆくものらしい。以前、新潟にあるトルコ村で見たベリーダンスは、どのジャンルに入るのだろうか?あのダンスも柔らかな身体をくねらせる独特の美しいダンスだった記憶がある。
さて、モダンダンスは、最新のダンスかと思っていたが、20世紀初頭に始まったダンスのようだ。u-tubeでモダンダンスを見ると、POPシンガーのバックで踊っている若手アーティスト達の踊りとそっくりだ。彼らの踊りも、モダンダンスのジャンルなのか?
そこで、コンテンポラリー・ダンスは?これも又、u-tubeで見た。
「何じゃこりゃ?」―あらゆる人の営み、全ての動きが当にダンスに取り込まれているではないか?エアロビクス、相撲の四股、太極拳、ヒップホップ、パントマイム、ヨガなどの動き、旅館のお女中、会社の事務員、お茶サービス等を行うときの動作、椅子、ベッド、テーブル、パソコンなどの道具を使った動きなど、ありとあらゆる場面を想定した動きを踊りで表現している。1980年代のフランスが発祥の地らしい。音楽や歌に合わせて踊るという点では、どのダンスも同じではあるが・・・
これも創作活動という意味では、立派な現代アートといえる。平井さんにお願いして、芸フェス2009でのワークショップの一つとして取り上げたら面白いのではないかと思う。仲間のみんなに、一度提案してみたい。
5月3日は憲法記念日だが、表現の自由が認められていればこそ、このような面白いダンスも生まれてこようというもの。憲法のことなど普段考えることもないが、ダンスで思い出すのも面白いことだ。