5月3日(日) ●憲法記念日
GWに入って余りやることもなく駅東創庫に寄ったところ、佐藤&清水氏の工房に若い女性が来られていて、モダンダンスをされているという紹介を受けた。彼らが、今年1月、岡山のルネスホール公文庫カフェで開いた、廃材を家具に仕立てた作品展「room=table×chair+other」で知り合ったとのこと。
https://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2009/01/23/2009012311525733034.html
倉敷にお住まいの平井さんという方で、ヨーロッパで修行を積まれたとか。聞くとモダンダンスと言うよりはコンテンポラリー・ダンスだと言われた。ダンスについては殆ど無知で、見たこともないものを話で聞いてもよく呑み込めない。日本に古くからある舞踊との違いについて聞いてみた。花柳流などの日本舞踊は形(様式)の美しさを追求するもののようだ。今年芸フェスでやろうとしている狂言での舞い、歌舞伎舞踊などは、娯楽性の強い今で言うエンターテインメント舞踊という認識と理解した。インドネシアのケチャダンスやアフリカなどに見られる民族舞踊などは、宗教的儀式の意味合いがあるのと、踊りながら自分たち自身が陶酔境に入ってゆくものらしい。以前、新潟にあるトルコ村で見たベリーダンスは、どのジャンルに入るのだろうか?あのダンスも柔らかな身体をくねらせる独特の美しいダンスだった記憶がある。
さて、モダンダンスは、最新のダンスかと思っていたが、20世紀初頭に始まったダンスのようだ。u-tubeでモダンダンスを見ると、POPシンガーのバックで踊っている若手アーティスト達の踊りとそっくりだ。彼らの踊りも、モダンダンスのジャンルなのか?
そこで、コンテンポラリー・ダンスは?これも又、u-tubeで見た。
「何じゃこりゃ?」―あらゆる人の営み、全ての動きが当にダンスに取り込まれているではないか?エアロビクス、相撲の四股、太極拳、ヒップホップ、パントマイム、ヨガなどの動き、旅館のお女中、会社の事務員、お茶サービス等を行うときの動作、椅子、ベッド、テーブル、パソコンなどの道具を使った動きなど、ありとあらゆる場面を想定した動きを踊りで表現している。1980年代のフランスが発祥の地らしい。音楽や歌に合わせて踊るという点では、どのダンスも同じではあるが・・・
これも創作活動という意味では、立派な現代アートといえる。平井さんにお願いして、芸フェス2009でのワークショップの一つとして取り上げたら面白いのではないかと思う。仲間のみんなに、一度提案してみたい。
5月3日は憲法記念日だが、表現の自由が認められていればこそ、このような面白いダンスも生まれてこようというもの。憲法のことなど普段考えることもないが、ダンスで思い出すのも面白いことだ。
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