5月26日
昨年11月25日、玉野市日比市民センターの館長さん宛に下記に示す手紙を手渡し、「日比・渋川まちづくり講座」の開設に関する提案を行い、検討をお願いした。
日比・渋川まちづくり講座(仮称)」開設について(ご提案並びにお願い)
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、各種講座、グループ活動等を通して、地区の生涯学習に対しご尽力賜っておりますこと、地区住民の一人として感謝いたしているところでございます。
さて、標記のことにつきましては、管内に新たなまちづくり講座を開設することにより、地域の力を引き出しこの地区がより魅力ある地域になればと思い、下記に示すような内容でご提案することとしました。
宮武館長様には、日々地区発展のためご尽力いただきご多忙のこととは存じますが、本提案実現のためにお力添え賜れば大変ありがたく、宜しくお願い申し上げます。
敬具
記
1. 講座開設提案の趣旨
(1) 地域住民の方々が中心となって、日比・渋川地区の歴史・文化及び地域の産業などを学び楽しむことを通じて、地域に愛着を感じるとともに地域のまちづくりにつなげることを目的として、「日比・渋川まちづくり講座(仮称)」の開設を提案します。
(2) 近年、自分の育った或いは自分の住む地域の歴史や文化を知る機会が少ないように思われます。講座開設により、地域の歴史や文化を知り、自分の住む町を誇れるようになることを願っています。
(3) この地区では、今年2月24日から日比市民センター管内で「懐かしの写真展」が開かれ、既にまちづくりの機運が醸成されています。又、歴史・文化の活動などに熱心な方も数多くいらっしゃいますので、時機を得た企画提案ではないかと思います。
2. 講座の進め方(案)
(1) 講座は、月1回程度のゆっくりしたペースで末永く継続できるようにします。講座のテーマ等も参加者からの提案を取り入れ、楽しいものとなるよう企画します。
(2) 座学やフィールドワークを通じて学び、歴史マップの制作、古い写真の整理や遺構の保存活動を行う等、聴くだけでなく自ら活動する講座とします。
(3) まちづくり講座の顧問として、長らく玉野市教育長をされていた和泉様にお願いできればより充実した講座になると思います。是非招聘いただけますようお願いします。
3. 講座の計画(案)
(1) 開講日時:2011年4月スタート(開講曜日&時間帯は要検討)
(2) 講座教室:日比市民センター2階会議室
(3) 対 象 者:中学生以上で、地域のまちづくり活動や歴史・文化に興味をお持ちの方
(4) 参加費用:資料の作成・コピー費等に充てるため、月300円の会費を徴収します。
(5) 事 務 局:日比市民センター TEL:0863(81)8023
4. 講座開設によって期待されること
(1) 地域に関心を持ち、地域の歴史や文化を誇りに思うことで、文化遺産などの保存・継承につながるのではないかと期待されます。
(2) 地元への関心や愛着が蓄積されていくと何らかの変化が生まれてくるのではないかと思われます。つまり、地元に新たな力が生まれてくるのではないかと期待されます。
(3) 歴史・文化の重みを理解することによって、芸術・文化などへの理解も促進され、そのような活動をこの地域でも展開しようという機運が生まれることが期待されます。
以上
宮武館長には、この提案に即座に賛意を示され、前向きに採り上げていただくこととなった。
その後、昨年日比地区で開催された「懐かしの写真展」で実行委員長をされた藤田氏を交え、ご相談打合せの結果、5月21日(土)を第1回とする「日比・渋川まちづくり講座」の開設が本決まりした。実施要項は、ほぼ提案に沿った形のもので、21日の第1回講座には、18人のメンバーが集まった。
初回には、玉野市の歴史学者/榧嘉明先生による記念講義が行われた。後半には、歴史調査班、文化調査班、産業・その他調査班の3班を作り、毎月1回のペースで、街の魅力を探すための活動を開始することとなった。
これからどんな活動が展開されるのか、楽しみであり、またまた面白いことの連続ではないかとワクワクするばかりだ。
写真は、第1回講座におけるスナップである。
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