9月23日
玉野市の西海岸を宇野港から渋川港に向けた「タマノクルーズ2011-たまの西海道-」が、10月17日(月)に発進することとなった。クルーズを日曜ではなく月曜にしたのは、この日、三井造船で進水式が行われるからである。海上に浮かぶクルーズ船から進水式を観るという、普通では味わえない経験を多くの人にしてもらいたいと考えたのだ。
タマノクルーズは、過去4年間-たまの東海道-として東部の山田港に向けて、山田地区の歴史文化を訪ねてきた。今回、渋川港に向けて発進することにしたのは、これまでの乗船者からの声で、ルート変更の希望が多かったからである。さらに、今年5月から、日比・渋川まちづくり講座を立上げ、西部方面への興味が深まった影響もある。
今回クルーズの見所は、何といっても三井造船の進水見学であろう。もう一つは、大槌島の周回である。お昼は、ダイヤモンド瀬戸内マリンホテルの名物バイキングランチである。是非多くの方に、楽しんで頂きたい。
写真は、三井造船の名作56BCの進水風景であり、フライヤーもこの写真を使わせていただいた。
今回クルーズの企画は、クルーズ船から進水式を見学する他、多島美の瀬戸内周遊と海洋博物館見学を通じて、海洋環境保全の重要性を認識するという、「学びと遊び」をテーマとしている。又、今回初めて玉野市観光協会との共催とさせていただき、観光協会の力強いご支援を頂くこととなった。又、三井造船の全面的な協力を頂くことができ、主催者として大変嬉しく思っている。乗船客の皆さんには、きっと喜んでいただけると思う。当日の好天を心から願っている。
1.計画概要:
宇野港から渋川港に至る備讃瀬戸をクルーズし、海上から玉野市西部の歴史、地理、文化、産業を学ぶ。途中大槌島・竪場島を周回し、瀬戸内の海洋の歴史を学びながら渋川港に向かう。
渋川港では、海洋博物館を見学、海の生態を学ぶ。午後からは、船上から三井造船の進水式と艤装中の大型船や工場を見学、海と調和する人と産業の営みを学ぶ。
2.計画の目的:
数多くの島嶼群が連なる瀬戸内海は、昔から東西を結ぶ交流の動脈だった。そのため瀬戸内の各地域には幾つもの逸話や物語が語り継がれ、景観の美しさと共に歴史の楽しさを感じさせてくれる。
宇野港から渋川港までの玉野市西部を結ぶクルーズで、海上から現代の玉野を眺め、西部地区の歴史と産業、海洋文化に触れることにより、瀬戸内海の素晴らしさと海の生態の面白さ、海と人及び産業との調和の大切さを学ぶ。
3.期待効果:
玉野市西部に位置する渋川は、日本の渚百選にも選ばれた風光明媚な海岸、子どもたちの海洋研修場・岡山県青年の家、海をテーマに開館した海洋博物館等を有し、海洋のことを学ぶには最適な場所である。特に玉野海洋博物館には、大小34の水槽に瀬戸内海の種を中心とした、日本各地の海洋生物約180種2,000点を飼育展示しており、海洋生態を学ぶには絶好の場である。
又、日本有数の造船社・三井造船㈱玉野事業所を海上から見学する他、大槌島、竪場島、直島、京の上﨟島など瀬戸内の多島美を間近で堪能し、島の歴史や海から観る玉野の文化・産業などを学ぶことは、海の環境保全の重要性及び海洋産業の面白さを膚で感じることのできる貴重な体験である。
4.今回計画の特徴:
(全般)クルーズ船から進水式の勇壮な姿、艤装中の大型船やTSLを間近に見学するという、工場見学としては初の企画である。又、多島美の瀬戸内周遊と海洋博物館見学を通じて、海洋環境保全の重要性を認識する。
(健康・安全への配慮)クルーズ船から造船所に上陸するのではなく、造船所のスタッフの方(説明者)にクルーズ船に乗ってもらい、乗船客の乗下船時の危険を防止する。
(環境への配慮)渋川港から玉野海洋博物館に行く途中、海岸に落ちているゴミ等を拾いながら移動し、海浜の環境改善に協力する。
5.クルーズルート:
事前調査を行ない、クルーズルート3案を検討した結果、第2案(クルーズ船上からMES進水及び工場見学案)を採用することに決定。
6.募集要項:(詳しくは、広報チラシを参照願いたい。)
(1) 開催日時:10月17日(月)9:00~16:00
(2) ルート概要:宇野港~日比・大槌~渋川港~海洋博物館~マリンホテル・昼食~船上からMES進水&工場見学~京の上﨟島~宇野港
(3) クルーズ船:からこと丸2002(定員70名)
(4) 募集定員:55名、年令、性別不問
(5) 乗船料:大人(中学生以上)4,500円、子ども(3歳児以上)3,000円、幼児(2歳児以下)500円
写真は、三井造船に長期間係留されているテクノスーパーライナー。今年5月には、東日本大震災の被災者サービスのために、石巻に行き大活躍をしたことでも知られる。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110517/dst11051712130008-n1.htm
この写真は、竪場島(鯨の形をしているので、通称鯨島とも言われる)の近くにある祖父祖母島(じんばじま)から大槌島を臨む美しい風景。
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