1月28日
岡山県備前県民局では、時代の移り変わりによってこれから益々重要になってくる「協働」を推進している。ところが、その「協働」と言うものを知らない人が非常に多く、中々思うように進んでいないようなのだ。そこで、「協働」とはどんなものなのか、「協働」が何故今求められているのかなどを多くの住民の方々に知ってもらい、その方々に協働の担い手になってもらうために、説明用の「協働Q&A」という冊子を作ることにしたのだ。
現在、サッキー自身がその冊子作りのお手伝いをしているので、今日は「協働」の必要性などについて紹介しよう。
先ず、「協働」の定義について:
これは、行政と市民とがある一つの目標に向かって、企画、運営を協同で行うだけでなく、責任と役割を分担し、意見を交わしてお互いに理解し合いながら取り組み、成果を共有することである。要約すると、「あるテーマのPLAN-DO-SEEを、共同して完遂することである。」と言うことができる。
次に、「協働」の可能性について:
住民と行政では、夫々に得手不得手がある。両者が協働して夫々の得意分野を活かし力を合わせることができれば、一人では解決困難な課題に取り組みやすくなるし、解決することさえもできるようになる。多様化する住民の要望に応えるには、行政だけでやるより行政と住民が一緒にやった方がより叶えられやすくなるのだ。つまり、多様化する住民要望に応えられる可能性がより高くなるのだ。
最後に、「協働」の必要性について:
現在、人口減少が急速に進んでいる。だが、よく見ると少子高齢化の影響で生産人口と就学人口だけが劇的に減り、65歳以上の高齢者は増え続けているのだ。人口が減るのだから受ける行政サービスは相対的に増えていい筈のところが、いびつな人口構成になることから、これまでと同等の行政サービスが得られなくなる可能性が高いのだ。ましてや住民側の要求は、益々多様化しているため、一緒になって解決しようよと言わざるをえなくなるのである。
さらに定年退職したり、子育てを終えた元気なお年寄りが、これまでの経験を活かして社会のために役立つことがしたいと言う人も増えてきている。「人が喜んでくれて嬉しい。」「人や地域に役立って嬉しい。」という満足感。「自分の住む地域を何とかしたい。」「ほっとけない。」という使命感。「今まで培った知識や技能を活用したい。」「同じ考えの仲間と交流したい。」という自己実現欲求。活力あるまちづくりや地域の課題解決に、多くの市民や様々な団体が各地で生き生きと取り組んでいるのも現実の姿である。かく言うサッキー自身もその一人なのかもしれない。
「協働」は、行政側にとっても住民側にとっても、願ってもない仕事の進め方であり、より良い解決を得る手段なのである。これから益々「協働」による課題解決(業務)とその担い手が増えてくることだろう。
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