3月30日(日)
フリー百科事典のウィキペディアで「宇野駅」を調べると、付近の各種施設に「Galleryサンコア」が現代アートギャラリーとして載っている。その下には、何と我らが「玉野とんぼ玉クラブ、アート工房るんるん島」まで書いてあるではないか!ちょっと意外な感じがしたが、誰かが紹介してくれたのであろう。宇野駅界隈の代表施設の一つに数えられるようになったとは嬉しいことだ。
さて、今日はそのトンボ玉クラブの当番で「るんるん島」に行ったが、その折、サンコアで開催中の「近藤照恵展―冬から春へ―」を鑑賞して来た。
近藤照恵さんは、築港にお住まいの現代アーティストで、3年前には「玉野みなと芸術フェスタ2005」『野外アート~はなの港*アート展~』においてアドバイザを務めてくれ、熊山町での経験などを踏まえて、アンデパンダンの野外アート展の開催要領などを指導してくれた。自らも「島へ」というタイトルのアートを展示してくれ、素晴らしいフェスタとなったのを、今でも昨日のことのように思い出す。
ギャラリーサンコアは、オープンして6~7年くらいになると思うが、こじんまりした中に気品と優しさの漂う都会的なセンスのギャラリーで、多くのアーティストが一目惚れする空間である。
宇野駅から歩いて5分少々の築港銀座入り口に位置する。直島行きのアートファンもちょくちょく訪れているようだ。わが芸術フェスタにも理解と賛同を示され、ご支援を頂いている。大変ありがたいことと、いつも感謝している。
ところで、Sans quoiとはどんな意味だろう?オーナーさんに聞いた訳ではないが、仏和辞典では、Sans=ないこと、欠けることの意を表す前置詞、quoi=関係代名詞ということなので、英語で言えばwhat(~するところのもの)に相当するかも。二つ合わせたとき、どんな意味だろう?「さもなくば」とか「何はなくとも」とかいうこと?どんな気持ちで付けられたのか知る由もないが、「宇野に来られたあなた、僅かな空間だけどきっと楽しい時間に巡り合えるかも知れないわ。是非立ち寄って下さいな。」とでも仰りたかったのか?
近藤さんの展示案内に、「太古から続く自然の営み 循環する生と死 冬から春に向かう自然の小さなエネルギ-がテーマです」と書かれていた。芽生え、流転、風景、など瑞々しい感性と淡い色彩、絵の具を筆で塗るという通常の作品ではなく、布やこうぞを使った彼女独特の新しい手法で創られた作品、最終日に何とか間に合って鑑賞することが出来た。二人目の孫が生まれた記念に、「芽生え」と言う作品を購入した。
写真は上から、山陽新聞の切り抜き、近藤さんの今回展示作品の一つ、野外アート展のときの「島へ」と言う作品(青いテープに瀬戸内の全ての島の名前を記入して、直島行きフェリー乗り場のウッドンデッキに整然と張られた)
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