4月18日
午後3時ごろお伺いしたところ、玄関に出られた奥様が「丁度今帰ったところです。どうぞお上がり下さい。」というお招きで、応接間に通していただいた。
昨年病気をされたと伺っていた先生の顔が若干腫れぼったい感じがしたので、そう申し上げたところ、「薬の所為で、ステロイドを大量に服用した影響なんです。」とのことだった。聞くと昨年6月から約5ヶ月間入院されたとのこと。「大動脈炎症候群」という、原因不明の難病に罹られたそうである。相当に厳しい状況もあったとかで、主治医の先生に「先生、もう一度娑婆に戻してよ。」というようなお話もされて、若い先生がきょとんとされていたというような面白い話もされていた。今時、しゃば(娑婆=俗世、受刑者などからみた自由社会)という言葉は滅多に使わないので、知らない人の方が圧倒的に多いのだと思う。随分回復されたとは言え、無理はできないとのことだったが、お話を聴いていただくことが出来た。
先生は、現在玉野市教育委員会の委員長をされ、ビーチサッカー実行委員会の委員長、由良病院の理事などもされていて、玉野市の教育界では再重鎮の先生である。特に玉野市の歴史については、最も広く深く研究されている第一人者である。これまで、芸術フェスタにおいても、宇野港の歴史等について2度ほど講義をしていただいた。
この度は、今年の芸フェスで立ち上げる「宇野・築港まちづくり講座」の顧問の就任についてのお願いで伺ったのだ。病後のこともあったし、断られても仕方ないかなと思いながらも、思い切ってお願いしてよかった。先生には、「月に1回とか2回とかならお受けしましょう。斉藤さんが来られてのお願いなら断れないな。」と仰ってくれて、本当に有難い思いだった。これで、この講座も幅と深みのある講座にすることができる。今日は本当にいい、久しぶりの先生との出会いだった。
「遠慮なくいつでもいらっしゃい。」と仰ってくれた。偉い先生だが、非常に気さくな先生でもある。講座が愈々楽しみになってきた。
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