サッキータイム ～芸術フェスタ2009第１期イベント初日～

９月２５日（金）　「ウノイッチョウダイ」

第１期イベントは、商店街を明るくすることを目的としたので、あえて夜のイベントにした。このため、開会式も夕方４時に開始。日頃は、人っ子一人とは言わないが、人通りの少ない宇野港商店街に結構な人がそぞろ歩きで入ってきた。
第１期イベントのメインイベントである商店街アートのテーマ名を「ウノイッチョウダイ通り」としたのは、以下のような理由による。
かって、賑やかな商店街にはイッチョウダイ（一畳大の縁台）が置かれ、そこで向う三軒両隣のご近所仲間が将棋を指したり夕涼みをしながらコミュニケーションを交わしていた。その昔賑わっていた宇野港商店街でのレトロな風景を再現し、新たなコミュニケーションが生まれることを願って、その象徴であるイッチョウダイが並んだ街の通りをイメージしたかったからである。
この日のために取り寄せたイッチョウダイでは、将棋を指し、休憩し、囲碁を打っていた。２年前に閉鎖した旧なんば家具店では、「おいまつの木」という創作紙芝居が上演されていた。アーティストたちは、自分の作品を紹介するアーティストト－クを行なった。今回の参加アーティストは８名である。
シャッターオープン若しくは展示に協力してくれた店舗は、１５店舗である。普段は閉鎖しているレストラン「時代屋」も、特別メニューでこの３日間オープンし、美味しいシチューやカレーライスを頂くことができた。