2009年11月13日金曜日

サッキータイム ~狂言講座の稽古風景~

10月3日(土) 創作狂言の稽古本格化

5月に始まった<創作狂言「野﨑武左衛門」を演じ楽しむ会>も名称を<武左衛門を生きる会>に改め、11月1日の本番に向けいよいよ本格的な(仮想)舞台稽古を始めることとなった。5~7月は、歩き方(摺り足)、越の構え方、笑い方、泣き方、発声の仕方(腹式呼吸)、扇の使い方、お酒の注ぎ方・飲み方など、狂言の基本的な動きを一通り学んだ。8月からは、出来上がった台本に従い、科白の言い回しの練習、9月に部分的な所作を学び、本番まで後1月を迎えた。
9月までは月に2回の練習が、10月からは毎週練習することとなった。写真は、田賀屋夙生先生演じる末社神の舞の部分である。

10月24日(土) 通し稽古

本番まであと1週間。中々覚えられなかった科白も、スラスラとは行かないまでも、全員何とかまあまあの線まで行ったようだ。言い回し、声の大きさ、イントネーションなどがまだまだで、皆何度も注意されたり直されたりしていた。
この日は、OHK(岡山放送)も取材に来たし、KCT(倉敷ケーブルテレビ)も来て、珍しい地域住民による創作狂言の稽古風景をビデオ撮りしていた。
写真は、(上)浜子1~浜子3が浜で「急げ、急げ」と言いながら塩田作業をしている場面と、(下)作業を終えた夕刻に浜子頭を中心に浜子4~浜子8と玉爺とが盛大に酒盛りをしている場面。

10月31日(土) リハーサル(本舞台稽古)

いよいよ翌日本番を迎えることとなった10月末の夕刻、午前中に設置した野外特設舞台で、リハーサルを行なった。翌日の天気予報が雨とのことから、奥の松壁などは未設置だが、雰囲気は充分である。かなり様にはなってきたが、まだまだである。
写真は、(上)中央の浜子頭(サッキー)と浜子4&浜子5が、野﨑様の肝煎りで明晩狂言が行われるという噂話をしている場面と、(下)末社神が舞う祝いの舞を見た全ての浜子たちが、「目出度い目出度い」と大笑いする最後の場面である。

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