2009年11月14日土曜日

サッキータイム 「たまの東街道2009」~狂言を楽しむ夕べ~

11月1日(日) 最後のリハーサル

開会式が終わった後、白石地区にある新築の三宅邸を開放しているというので訪問した。見事な邸宅であり、調度品も素晴らしい。茶室にはにじり口から入るようになっている。
おいしい抹茶を馳走になり、外へ出ると雨がポツポツ降り出してきた。


午前中、これは夜までもつかなと思った天気が、いざこれから狂言会場の準備にかかろうかという段に、何とも皮肉な形で予報どおりとなってきた。
さてどうする?午後2時、決断の時だ。会場の土間は、既に雨でぬかるみ状態になりつつあった。
「よし、山田小学校の体育館でやることにする」との号令で、30人ほど居た連合と地元消防団のボランティアグループに、パイプ椅子(約200脚)、体育館で行う火入式用の道具、座布団などを小学校に移送することを指示した。小学校では、例の音楽会用に配置されていた楽器の片付け、観客席の配置、着替え室の設置、受付机の配置、PCと音響の配線に、約50名のメンバーが一斉に作業を開始した。

準備が出来た体育館の舞台で、最後のリハーサル。しおさいの特設舞台より狭く、やや戸惑いながらのリハーサルだったが、既に充分な練習を積んだ出演者には大きな影響はなかった。

写真は、浜子三人衆が、末社神に野﨑武左衛門の功績を、奉書を読んで報告する場面である。

本番直前

正装した浜子三人衆の緊張した姿。左から今井さん、丸田さん、佐藤さん。
下の写真は、会場に集まった観衆。裃を着た人は、本番前の儀式として行う火入式の火入れ奉行に選ばれた16人。

本番

いよいよ本番スタート。
上の写真は、派手な衣装の浜子たちが、塩田作業をしている場面。左から谷岡さん、藤田さん、塩崎さん。黒紋付の方は、囃子方(笛)の八木原さん。
中の写真は、作業後の夜、酒盛りの席で浜子唄を舞う浜子4(成山さん)と謡う浜子たち。
下の写真は、最後全員が目出度く大笑いする場面。前列中央の裃姿が、浜子頭を演じたサッキー。
部分的なミスはあったが、全体としては、満足すべき舞台だったと思う。
半年間の戦いも無事終了した。観客の評価も、ありがたいお言葉が殆んどだった。

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