11月1日(日) 開会式&180年称揚ライブ
開会式は、いつもの通り滞りなく行なわれた。
今回は、直後のアトラクションとして、武左衛門が塩田事業を開始して180年になることから、それを称えた「180年称揚ライブ」を開催した。
初めに山田小児童及び三味線クラブによる「浜子唄ライブ」だ。
3年前山田でのイベント開始のきっかけとなった、塩田作業者(浜子)が歌っていた地の唄である。
今年は校長の松本順子先生にも出演していただいた。
指導者の松下さんによると、今年この唄をピアノ曲にも編曲し、全ての児童にこの唄を教えるとのこと。地元の歴史がそのような形で行き続けてゆくことができることは、素晴らしいことと思う。
その後、地元書家・植田瑞園(瑞代)さんによる「180年称揚の大書」が、舞台の上で作られた。
若い頃から書に親しみ、安田女子大日本文学科書道専修を卒業、これまで数々の賞を手にし、岡山県書道連盟理事を務め、現在自宅で書道教室を開設されているという。山田には、このような若い才能も住まわれている。
夕方に公演される狂言を意識した、「幽玄」「舞」の大書も素晴らしく、できることなら実行委員会の財産として是非譲り受けたいものだ。
その後、浜子唄を歌った児童も参加して「亥の子祭り」を行なった。
以前、旧暦10月の亥の日、五穀豊穣と家内安全を祈って村の子供たちが、刈入れを終えた村人達の各家の前で、何本かの綱で結んだ石を引張り地面を搗いていた。道路がアスファルト化されて以来廃れていた亥の子祭りが、3年前からの山田での芸術フェスタで復活したのだ。
今年は、フェスタ期間中の11月2日がその日に当たり、子供も大人も亥の子唄を歌いながら、楽しく汗をかいていた。
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