2010年12月23日木曜日

サッキータイム ~再び豊島へ~

12月23日(木)天皇誕生日

瀬戸内国際芸術祭終了直前の10月27日、豊島を訪れ多くの作家たちの作品を鑑賞した。だが、10月17日にオープンしたばかりだった豊島美術館は、整理券を求めないと入れないほどの人の多さで、このとき2時間待ちということで諦めて帰ったのだ。
パスポートの有効期間が今年一杯ということで、今日は天気も良かったので、再び豊島を訪れこの美術館を観に行くこととした。
家浦港から無料のシャトルバスに乗って約13分、超満員の乗客の大部分が美術館前で降りる。道路から見えるのは、前にも見たドーム型のコンクリートの屋根。まるで昔映画で見たUFOのようなイメージの建物である。一体このドームの中にどんな美術が展示されているのか?ワクワクしながら入口に向かう。さすがに今日は人が多いとはいえ、待たされることはなかった。
チケットセンターで受付を済ませ、山を取り巻くようにしつらえた歩道を一周するとアートスペースの入口だ。注意を聞き靴を脱ぎ一歩足を踏み入れると、中は何もない明るい空洞だ。広さ40m×60m、高さ4.5mの空間には柱が1本もない。コンクリート・シェル構造である。コンクリートの厚みは25cm。中での話し声は反響して幾重にも聞える。床は、撥水加工を施してあるのか物凄く水をはじき、緩やかな坂を水玉がコロコロと転がっている。天井2ヶ所に大きな開口があり、光や風が降り注いでいる。雨の日は勿論雨が入る。自然と一体となった、構造の建物そのものが美術品だ。
随分お金を掛けた作品だが、唐櫃の棚田にマッチした作品として、この地に造ったのだと思う。昔映画で見たUFOが降り立った場所は、もっと森の近くだったような気がするが、棚田も悪くはない。
アートスペースの横には、同じドーム型のカフェ&図書コーナーがあり、中で休息することも出来る。

写真は、アートスペースへの回廊、回廊から林を通して見える唐櫃港、アートスペース全景、道路から見たカフェスペースとアートスペース、道路の反対側を覗くと棚田と海が見える。

豊島は、若い頃キャンプに行ったり、魚釣りに行ったり、国民宿舎で大宴会をしたりした島であり、産廃で全国的にも有名になった島だ。又、この島で美味しいイチゴを栽培する住人がるんるん島のとんぼ玉教室の生徒になった方がいたことでも親近感を抱いていたが、このようなアートの島になろうとは夢にも思わなかった。これからも益々面白い島になることだろう。

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