2008年3月31日月曜日

アオイアツシ君

3月31日(月)

今日の山陽新聞「くらし」のページに、大きな写真と共に彼の名前が踊っているのを見て、正直びっくりした。小顔だから小さいような感じを受けるが、実は身長180cmを超えるスラリとした美男子である。宇野港の体験アート工房「駅東創庫」でイラストを描いている、期待の若手アーティストである。
昨年から芸術フェスタの企画メンバーとして大活躍してくれ、山田の歴史資料のデジタルアーカイブを実現してくれた。先日紹介した「カフェ山田」に、その作品が今も展示してある。
心優しい彼は、以前から読み聞かせ絵本を描いていたが、やっとそれが日の目を見る段階に来たようだ。明日4月1日~15日倉敷で、4月30日~5月5日玉野市駅東創庫で、絵本「さくらのきせる」の原画展を開く。是非とも展覧会の成功と、今後の大成を祈る。それと、今年のフェスタもしっかりお願いしますヨ。

2008年3月30日日曜日

Sans quoi サンコア

3月30日(日)

フリー百科事典のウィキペディアで「宇野駅」を調べると、付近の各種施設に「Galleryサンコア」が現代アートギャラリーとして載っている。その下には、何と我らが「玉野とんぼ玉クラブ、アート工房るんるん島」まで書いてあるではないか!ちょっと意外な感じがしたが、誰かが紹介してくれたのであろう。宇野駅界隈の代表施設の一つに数えられるようになったとは嬉しいことだ。
さて、今日はそのトンボ玉クラブの当番で「るんるん島」に行ったが、その折、サンコアで開催中の「近藤照恵展―冬から春へ―」を鑑賞して来た。
近藤照恵さんは、築港にお住まいの現代アーティストで、3年前には「玉野みなと芸術フェスタ2005」『野外アート~はなの港*アート展~』においてアドバイザを務めてくれ、熊山町での経験などを踏まえて、アンデパンダンの野外アート展の開催要領などを指導してくれた。自らも「島へ」というタイトルのアートを展示してくれ、素晴らしいフェスタとなったのを、今でも昨日のことのように思い出す。
ギャラリーサンコアは、オープンして6~7年くらいになると思うが、こじんまりした中に気品と優しさの漂う都会的なセンスのギャラリーで、多くのアーティストが一目惚れする空間である。
宇野駅から歩いて5分少々の築港銀座入り口に位置する。直島行きのアートファンもちょくちょく訪れているようだ。わが芸術フェスタにも理解と賛同を示され、ご支援を頂いている。大変ありがたいことと、いつも感謝している。
ところで、Sans quoiとはどんな意味だろう?オーナーさんに聞いた訳ではないが、仏和辞典では、Sans=ないこと、欠けることの意を表す前置詞、quoi=関係代名詞ということなので、英語で言えばwhat(~するところのもの)に相当するかも。二つ合わせたとき、どんな意味だろう?「さもなくば」とか「何はなくとも」とかいうこと?どんな気持ちで付けられたのか知る由もないが、「宇野に来られたあなた、僅かな空間だけどきっと楽しい時間に巡り合えるかも知れないわ。是非立ち寄って下さいな。」とでも仰りたかったのか?
近藤さんの展示案内に、「太古から続く自然の営み 循環する生と死 冬から春に向かう自然の小さなエネルギ-がテーマです」と書かれていた。芽生え、流転、風景、など瑞々しい感性と淡い色彩、絵の具を筆で塗るという通常の作品ではなく、布やこうぞを使った彼女独特の新しい手法で創られた作品、最終日に何とか間に合って鑑賞することが出来た。二人目の孫が生まれた記念に、「芽生え」と言う作品を購入した。
写真は上から、山陽新聞の切り抜き、近藤さんの今回展示作品の一つ、野外アート展のときの「島へ」と言う作品(青いテープに瀬戸内の全ての島の名前を記入して、直島行きフェリー乗り場のウッドンデッキに整然と張られた)

2008年3月29日土曜日

カフェ・山田の井戸換え

3月29日(土)

旧味野専売局山田出張所(現デイサロンしおさい)の横に古い井戸がある。この井戸を綺麗に清掃し、水を入れ替え、水質検査に合格したら、カフェ山田(仮称)のコーヒー用に使おうという目論見で取り掛かった。井戸の中にポンプを放り込み、長い間に溜まった水を汲み上げた。(写真1)
途中のコーヒーブレークでは、初参加の記者(石井さん)が居られたので各自自己紹介を行い、その後、清水さんに芸術フェスタのこれまでの経緯を説明してもらった。又、今年のフェスタの概要についても理解して頂いた。(写真2)
その後、井戸換えの続きに入った。そこには、大小多くの石やコンクリート破片、木切れや竹くず、ワイヤ、コーヒー缶など様々のゴミが落とされ、正しくゴミ箱状態。その上、井水に油分と鉄分が混じりとても飲料水に適するようなことにはならないと、途中で諦めることとした。井戸の壁をたわしでゴシゴシ綺麗に清掃したが、無駄に終わった。(写真3)
着ていた下着や帽子は錆に汚れ、廃棄せざるを得ない状況だった。でも、終わった後に出された巻き寿司といなり寿司の昼食がとても美味しかった。食べながらの議論の中で、カフェの名称について話し合った。お店としてのカフェは当分お預けとされたが、名称としては「カフェ・山田」が分かりやすくていいかもとの意見であった。

(写真1)井戸に放り込んだポンプと汲み上げホース

(写真2)コーヒーブレークで芸術フェスタの説明

(写真3)井水を汲み上げ水底を清掃するも、石や残材で中途断念

2008年3月25日火曜日

SNTJK3月例会

3/24(月)

忘れないうちに、今日の例会報告事項を纏めておく。

1.3/上、マルセンスポーツ・文化振興財団に、芸フェス2008の助成申請提出。
2.3/24、WAVEにタマノクルーズの助成申請を出すべく、宇野港湾事務所担当と打合せ、今週中に提出予定。
3.芸フェス2007の活動報告書取りまとめ中。
4.東備讃瀬戸観光懇談会から、観光マップ「悠遊自的」の編集・増し刷り印刷受注。
5.3/29(土)10:00~13:00、山田にて井戸換え&アートタウン山田の合同打合せあり、出来るだけ多数の出席を要請。
6.バウハウスの指定管理者公募が近い将来行われる。SNTJKとしても応募の予定。
7.宇野港銀座のアーケードが撤去される。賑わい創出に対する提案要請。
8.4/12(土)10:00~12:00、ナイカイ塩業主催の植樹祭あり、山田塩釜神社に集合。
9.岡山県から、ポータルサイトの管理を受注、岡部氏対応。
10.西日本放送から、商店街のまちおこし活動等について取材あり。街角壁画の写真提供依頼。
写真は、SNTJK3月例会参加メンバー。

2008年3月23日日曜日

孫の退院

3月23日(日)

3月18日(火)に生まれた佑磨の弟・琢人が、今日退院した。生まれたときの体重が2,558gだったとかで、まだ5日しか経ってないその体は、誠に可愛らしい。腕も足も細くて小さい。ホントに無事育つのかなどと思うが、しっかりミルクも飲んでいるし泣き声も元気で、心配ないのであろう。
入院していた岡南産婦人科医院は、設備もスタッフの躾も非常に整っていて、気持ちのいい対応だった。きっとよく儲かっているのであろう。医療機関はこうありたいものだ。
上:新乳児室で眠る琢人、中:佑磨がお兄ちゃん振りを発揮して「ヨシヨシ」をしている。下:医院の玄関前で。玄関にはプランターが置かれ、綺麗な環境を演出していた。

2008年3月22日土曜日

「みのや」の暖簾

3月22日(土)

私の住む御崎シーサイド団地に、「みのや」と言うお食事処がある。娘の中学時代の同級生・あっちゃんが経営している和食の店である。元は、親父が始めた「美濃屋」と言うお鮨屋さんで、息子のあっちゃんもつい最近まで跡取りとして、「美濃屋」を経営していた。団地内の寿司屋と言うことで、繁閑の差が大きかったのかも知れないし、元々こんな形の店にしたかったのかも知れない。
我が家も時々利用しているが、魚料理の味付けがいい。新たな「みのや」では、寿司が出ないだけで、メニューは以前と殆ど同じである。昼に行くと、定食がこれまた美味しいし、ラーメンの味もいい。
先日食事に行ったとき、開店祝いに暖簾を贈ろうと言う話になった。芸術フェスタの企画メンバーに北野さんという染色家がいる。彼にお願いして、「みのや」の暖簾を作ってもらうこととした。今日、それが出来上がり、「みのや」さんに持って行った。麻地に染め上げたみのやのロゴは、石の看板に合わせてある。西日がきついと言うことで、特殊な染料を使ったそうだ。陽が当たれば当たるほど色彩が良くなってくるとのこと。生地といい色合いといい、落ち着いた上品な仕上がりの暖簾ができ、嬉しく思う。
「みのや」さんがいつまでも繁盛し、これからもずっと美味しい食事を食べさせてくれたら言うことない。
上:「みのや」の玄関全景、中:出来上がった暖簾のUp、下:石の看板(暖簾のロゴはこのロゴに合せた)

みやま公園

3月22日

18日(火)の朝、娘に二人目の男の子が産まれ、長男の佑磨が我が家に居候している。じいじの車に乗るのが好きで、今日は天気もよく、佑磨と二人みやま公園までドライブした。
みやま公園は、渋川海岸と並ぶ岡山県玉野市の最大の観光資源として、多くの市民に喜ばれている。年間観光客数は180万人とも言われ、県内でも最高クラスである。桜の季節ともなると、秀天橋から公園までの国道30号が数百メートル身動きが取れないほど混み合う。
今日も多くの家族連れで賑わっていた。佑磨にとって初めてのみやま公園は、ワクワクする経験だったようだ。わんぱく広場で、色んな遊具を楽しみ、お姉ちゃんお兄ちゃんとも仲良しになり、いい社会経験をしたようだ。
帰宅後、明日(3/23)娘親子が退院して我が家に暫く逗留すると言うので、命名「琢人」(たくと)を書いた。「琢」は、切磋琢磨の琢である。元の意味は玉を磨くことだとか。しっかり自分を磨いて、大きな人間に育って欲しい。長男の「佑磨」も磨く(これは石を磨く意味とのこと)であり、二人合わせて「琢磨」になる。それこそお互いに切磋琢磨して、人助けできるような人材になって欲しいと心から願う。
写真は、上:元気に遊ぶ佑磨、中:直ぐに仲良しになったお姉ちゃん・お兄ちゃんと、下:毛筆で書いた「命名 琢人」

2008年3月10日月曜日

自主防災出前講座

3月9日(日)

玉野市御崎シーサイド自治会では、2005年に防災組織を立ち上げて以来、毎年1回防災訓練を行っている。今年は、災害時における応急手当(心肺蘇生)の方法と、AED(自動体外式除細動器)の取扱い方法について学んだ。
消防から6名の方に来て頂き、実地指導と実演を行った。
災害などで倒れた人を助けるために、先ずは、反応を確認、次に助けを呼び(119通報)、気道を確保、呼吸を確認し、人工呼吸、胸骨圧迫による心肺蘇生、AEDが到着したら心電図を解析、電気ショックを与え、心肺蘇生法を再開する。人が息を吹き返すまでに、相当の時間これを繰り返す必要があると言う。
人の命を助ける訓練だっただけに、60名ほどの参加者は皆真剣そのものだった。
非常に貴重な体験をした。帰りに保存食(5年間の保存が可能)のパンの缶詰を頂いた。
写真は、上から呼吸確認、心肺蘇生法、AEDの取扱い

アートタウン山田 in 2008

3月8日(土)

芸フェス2008企画検討会(第3回)で、今年のアートタウン山田について議論した。
去年は、旧専売局(現しおさい)と文書庫と言う築100年の文化遺産1点に的を絞った展開だったが、今年は山田をより広く幾つかの点(スポット)を見出し、それらの点を結んだ山田散策ルートとして面的に捉えた展開をしたいと、ナビゲータは熱弁を振るう。中々いい試みではないかと思う。
体験工房、獅子舞ナビ、塩地蔵、トイレボランティア、古い民家、人力車(野崎駕篭)、塩釜神社、跳ね橋など、現存のもの、新規制作のもの、地域の協力を仰ぐもの等など・・・。どのような点が見出せるのか、今から楽しみである。
又、山田への沿岸ルート(県道74号)が美しい海岸線であり、これを新たなドライビングルートとして売り出したいと言うナビゲータの提案はいい考えではないかと思う。
写真は、当日の参加メンバー。一部先に帰った人がいたが、当日の参加者8人。

2008年3月2日日曜日

駅東創庫で

3月2日(日)

宇野駅の東に「駅東創庫」と言う、全国的にも珍しい大型のアート体験工房がある。
工場の空き倉庫(約1,400㎡)を、アートの拠点として改装したものである。
オープンしたのは、昨年4月19日。現在12名の作家さんたちがこの中に店を構え、作品作りと体験教室を開いておられる。毎月、第1&第3日曜は「創庫イベントの日」で、体験が出来る日となっている。
創庫の公式サイトは下記URL
http://www.unokotochi.jp/ekihigashi/

今日は、第1日曜ということもあって、久しぶりに覗いてみた。以前に比べ、夫々の工房がすっきり纏まっているように感じた。「来客が多ければいいのにね。」と思うのは、私だけではないだろう。

上の写真は、創庫の代表者である高嶋幸市さんのアトリエに展示された彼の作品群だ。これらの作品は全て発砲スチロ-ルで作ってある。中心にある胸像は、彼自身の像だがそっくりである。
2段目の写真は、現代美術家・清水直人さんの制作途上の作品だが、FRPで作ったクマの像だそうな。鼻が天狗のように長いクマだね、テングマとでも名づけたらどうでしょう?
下段の写真は、染色家・北野静樹さんの工房だ。いつもいい作品を作っておられる。私の住む御崎シーサイド団地にある「美濃屋」というおすし屋さんが、つい最近居酒屋風お食事どころ「みのや」に改装オープンしたので、北野さんに頼んで暖簾を作ってもらうこととした。美味しい食事もさることながら、これからアートな暖簾が楽しみだ。