2009年7月8日水曜日

自啓ノート(6) ~ 「かきくけこ」な生き方 ~

2007年7月13日(金)

梅雨の後半に入って大雨が続き、大家族のお母さんには洗濯物の乾燥に困ってと思う。 そうでなくても、押入れの中のカバンや衣服、冬物の布団などもカビが生えたり、ジメジメしたりで困ってしまう。サッキーの故郷・熊本では、大雨による災害で弱った人がたくさん出ている。
でも、雨不足で取水制限の出されていた四国の水瓶「早明浦ダム」では一時的に制限が解除されたとのこと、雨の恩恵を受けている所も確かにある。田植えの終わった田圃には、水を満々と蓄えてこそ美味しいお米の収穫に繋がる。鬱陶しい雨も、なくてはならない恵みである。

さて今日は、「かきくけこ」人生哲学とでも言おうか、「かきくけこ」な生き方について述べてみたい。この言葉をサッキーが初めて聞いたのは、60歳を超えて、年金受給者説明会のときではなかったかなと思う。現役として働いていたときには、仕事だけに没頭して「かきくけこ」な生き方についてじっくり考える余裕はなかった。でも今思うと、これは会社生活の中でもある程度は実践していたことかも知れないなと思うような生き方である。では、「かきくけこ」夫々について、サッキーの経験なども交えながら述べることとする。
「か」(=感動):サッキーは、人の生きる唯一最大の目的は、「感動」を味わうことだと思っている。次は「仕事」を通じて自分の夢を実現することだが、仕事も実は感動の一つなのだ。日々の生活の中では、庭先に植えた夏野菜の収穫、旅先で思いがけず会った旧知の友、やっと覚えたクロールで25mが泳げたとき。感動があるから生きることが楽しいし、生き続けることが出来るんだと思う。
サッキーは、大学入試の合格発表を父母らと一緒に真夜中のテレビ放送で聞いた。中学を出て直ぐには高校に行かず、2年後17歳の時、大学に行きたいとの一心でやり直した人生初期の志し。自分の番号を聞いた瞬間、思わず家族みんなが万歳の祝福をくれた。この時の喜びは、今も心に残っている。その後も人生の節目節目で味わった多くの感激や感動。辛いときを乗り越え、生き続けられるのは、いつか又きっと味わえる、そんな感動の瞬間が来ることを信じるからなのだと思う。
「き」(=興味):世の中の仕組、業界の常識、多くの人が夫々の規範の中で生きている。製造業から医療業界に入ると、知らないことのいかに多いことかと改めて思い知らされる。知らないことに食らいついて興味を示す。そうでないと、いつまで経っても覚えきれるものではない。興味を持つからこそ初めて知ることに「なるほど」と頷ける。今正にそのように感じている。
「く」(=工夫):世の中の発展は、人の工夫・発明のおかげと思う。多くの人達が夫々の世界で改善工夫を繰り返してきて今の生活がある。最近は、ちょっと暑けりゃエアコン、直ぐ近くの買い物にもマイカー、電化製品の殆どがリモコンスイッチと、便利で快適な生活だ。少しは、工夫したエコ生活も考えたらいいのにと思いながら、便利さに流されている。
「け」(=健康):何はともあれ「健康第一」。確かに不健康だと、思うような生活は出来ない。健康だから仕事もボランティア活動も出来る。健康だから食事もお酒も美味しい。でも今、世の中には健康を蝕む要因がいくつもある。中国産の汚染食材、味の辛いコンビニ惣菜、お昼はいつもカップ麺、休みはテレビと昼寝のぐうたら生活、タバコの吸い過ぎ、お酒の飲み過ぎ等・・・。楽しく正しい食卓で病の元を断ち、人生100まで天寿をまっとう。そんな積りの生活は如何だろう。
「こ」(=恋心):恋は人の心をうきうきさせる。恋する人のためならば、どんな困難も乗り越えることができる。唯、恋は自由だが、相手の好まない性的好奇心を表に出すことはご法度だ。今は、それをセクハラと言って法律で禁じている。お互いが思いやりを持ち尊重しあえる恋、ドキドキしあえる感動の恋がいい。 高齢者には、ぼけ防止の妙薬になる・・・かナ?

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