2008年4月29日火曜日

紙芝居

4月23日(水)

愛知県稲沢市にある病院に勤め始めて間もなく早2年が経とうとしている。週に4日(火~金)の勤務だが、毎週のことだし、岡山県玉野市に帰ったら自治会と芸術フェスタの仕事が待っている。玉野の方はどちらもボランティア活動だが、慌しいことは確かだ。
病院では、事務長と言う役を仰せつかっているが、全く畑違いの仕事だしこれまでの経験や知識だけでは殆ど役立たないことが多い。ただ、こちらが医療界のことを知らないのと同じ程度に、病院従事者は一般会社のことを知らない場合が多い。一般会社のやり方が通用することもあるし、そうでないこともある。どちらにしても、今の自分の力量以上のことは出来ないと、腹をくくってやっているのが実情だ。
病院では、デイケアサービスもやっていて、時々「紙芝居」をやらしてもらっている。紙芝居は、玉野で有名な紙芝居おばさんから借用ているが、月に1度か2月に1度くらいのペースでやっている。
今回は、「うみにしずんだおに」という高知県中土佐町久礼に残るお話である。荒れる海の波を防ぐために、堤防になる大きな岩を鬼が運んだと言うお話だ。久礼には「双名島」と言う大きな二つの岩があって、今も防波堤の役割を担っているそうだ。
病院で患者さんと接する機会は余りないが、この紙芝居では身近に接することが出来る。稲沢の人にとって、岡山の話や紙芝居の土地の話など、興味を持って聞いてくれる。皆さんにもっと親しみを持ってもらえる話が出来るよう、自分自身の見聞をさらに拡げたいと思う。
紙芝居には、水飴がつきものとの思い出があった。水飴の手配は出来なかったが、ぺろぺろキャンデーを準備して、少しでも雰囲気を味わってもらうこととした。次は拍子木が要るかも。
写真は、紙芝居を見る患者さんと熱演する筆者。

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