2011年4月11日月曜日

自啓ノート(13) ~「八つの気」~

4月11日

「八つの気」とは、「元気」、「陽気」、「覇気」、「本気」、「勇気」、「根気」、「人気」、「侠気」のことを言うが、仕事を前向きに進めて行くための基本を示したものである。これら八つの気も、山下さんから学んだものである。以下、夫々について簡単に解説する。

・元気 : 身体も心も病気になっては力が発揮できない。健康一番、いつも元気に行こう。元気がなくなったとき、あなたならどうする?睡眠?食事?一つ提案だが、何か元気の出る自分なりの言葉を作ってみたらどうだろう。(例:死ぬほど頑張ってごらん、決して死なないから。愛は勝つ。朝の来ない夜はない。)
今、東北地方では、未曾有の地震・津波・原発事故・風評被害という四重苦に悩まされている。極めて難しい状況だが、是非元気を出して頑張ってください。
・陽気 : 辛い仕事も愉快にやれば、回りの人も必ずついてくる。厳しい仕事も楽しく出来る工夫をしよう。先ずは明るい顔の作り方を、毎朝鏡の前で練習してみる。この形が一番いいと思う笑顔でお客さんに接してみよう。きっとお客さんに褒められるし、自分が段々陽気になって行くのが実感できる。
・覇気 : 少々の逆境にも「くじけず頑張ろう」の気持ちが大切。どんなときも「なにくそ、負けるものか!」の気概(負けん気)をもった者が、最後には勝ち残れる。
・本気 : プロであるからには何事も真剣に取り組みたいもの。「赤字の状況を何とか脱却したい。」経営に当たる人なら、誰もが社員の幸せのためにそう願うであろう。「病に苦しむ人を何とかしてあげたい。」医療を志す人ならば、誰もが等しくそう思うに違いない。不況の時の構造改革も本気で取り組むことが、一日も早い明るい未来を切り開く道となる。
・勇気 : 時には反対する人、力の強い上司を説得することも必要である。自分のやりたいこと、会社としてこうあって欲しいと思うこと。思うだけでなく、口に出して伝えること、紙に書いて提案すること、そして実行すること、そんな勇気も改善・改革のためには必要なことだ。
・根気 : 一度や二度の失敗は当たり前、諦めず最後まで粘りぬく気持ちを持とう。人は得てして1回失敗しただけで諦めて、次のステップに進めないことが多いもの。エジソンは、「天才は1%のひらめきと99%の努力」と言ったそうだが、「発明王」と言う彼の栄光も根気なくしてはなし得なかった。
・人気 : 仕事は、多くの人のチームワークで成し遂げられる。「この人となら」と言う、人を惹きつける人間的魅力は大事な要素だ。独りよがりではなく、納得性のある判断が出来るようになると、自然と魅力も人気も出てくるようになる。そのためには、やはり不断の努力が欠かせない。
・侠気 : 困った人のために、一肌脱ごうとする気持ちがあれば何事もうまく行くもの。医者が、明日をも知れぬ患者のために、身命を賭してでも頑張り抜くことが出来るのは、侠気があるからこそ。

新年度も是非、「八つの気」(元・陽・覇・本・勇・根・人・侠)でもって、改善・改革に取り組み、自身(自社)の目標達成に繋げて欲しいものと思う。チームのために、チームと共に、元気で本気に根気よく、勇気と覇気と侠気でもって、笑顔で陽気にやり抜こう。自社の人気を高めるために!

0 件のコメント: