2009年12月14日月曜日

サッキータイム ~まちづくり講座・第14回~

12月13日(日) 宇野・築港地区まちづくりワークショップ

今年最後の講座は、5~11月の7ヶ月間に学んだことやフィールドワークを踏まえて、「宇野・築港地区の楽しいまちづくり提案」というテーマのワークショップを行なった。
手順として、
①「地区の良い点は何か、どんな良い点があるか。」を各自付箋紙に書いてもらい、
②「良い点をさらに良くするにはどうすればいいか。」を夫々に提案し、最後に
③「それを実現するための方策は何か。」について議論した。

以下順番に議論の概要を示す。
①について(良い点は何?)
(1)宇野港は自然に恵まれ、景観が美しい。(瀬戸内の島々、高辺山、鳴滝、海岸線)
(2)歴史・文化にも恵まれている。(アートスポット、駅東創庫、連絡線遺構、芸術フェスタ、ボランティア団体、ゴルフ場、駅前オブジェ)
(3)居住環境が良い。(晴れ、暖かい、静か、広い土地)
(4)海上交通の便がいい。(フェリー、クルーズ、海上交通拠点)
(5)食べ物が美味しい。(B級レストラン、魚、ミルクパーラーのケーキ、むらまつのコロッケ)

②について(さらに良くするには?)
(1)国立公園・保安林で山の木々が放置されていて折角の景観が見えない状況である。手を入れて景観がよく見えるようにして、遊歩道を作るなどアクセスも整備する。
(2)三井造船の進水式ツアー(昼食・保険料付きで4,800円)が凄い人気で、チケットがアッと言う間に売り切れリピーターも多い。このツアーに組み込む観光地を作る。
(3)桟橋遺構の看板があるが、見栄えが悪いので、観光案内の統一的なデザイン看板にして書き換え、人が読んでくれるようにする。

③について(実現のための方策)
(1)「どういうまち作りをするのか」に対して、「まちの人が、毎日楽しく幸せになるようにすればいい。」ということで、議論が進んだ。
(2)宇野駅前に放置自転車があって困っていたが、ボランティアの地道な活動で放置自転車が皆無になった。役所が作っていた「放置自転車現金」の看板は何の役も立ってなかった。つまり、実現のために役所に頼んでも解決しない。先ず自ら動くことが大切。
(3)例えば、各家庭が自分の家の前を綺麗にし、花を競うように植える活動をして町全体を美しくすることを提唱したらどうか。「みんなニコニコ、町をきれいに」すれば来客も驚き、結果として観光客が増えてくると思う。
内側から魅力を高めることが大事という結論で締めくくった。
有意義なワークショップとなった。
この日は、今年最後の講座日だったので、ワークショップ終了後、お茶とケーキで茶話会を行なった。茶話会では、玉野のアートの拠点「駅東創庫」に対して、オーナーの方針変更のため、参加アーティストの気持ちが揺れており、その対応の話で盛り上がった。
写真は、宇野・築港地区の良い点カードの纏め図である。右上のカードは、小学低学年児童の書いたもの。

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