2010年1月18日月曜日

サッキータイム ~芸術フェスタ活動の目的~

1月18日

直島は、長い歴史と精錬とアートの島である。
1998年に家プロジェクト第1号として、本村地区で200年前の家屋を改修して作った角屋は、中にインスタレーションされた125個のデジタルカウンターの明滅速度を島民に設定してもらうことで、島民と共に作ったものとされている。このような地区に残る廃屋や廃寺等を使った作品が今では7つに増え、地区住民が観光客への作品説明と道案内を買って出ているのである。
戦国時代高原氏の城下町として栄えた本村地区では、地区住民と観光客とが、地区の歴史・文化と現代アートとの融合した新たな文化・芸術を語り、寛ぎ、ゆったりとした刻(トキ)の流れを楽しんでいる。
ここには、住民と観光客との間に、交流と共感(Communication)、文化の共有(Common)、寛ぎと楽しみ(Comfortable)がある。その媒体となっているのが、本村地区の歴史的街並みであり、それをアートと融合させた現代アート作品群であり、さらにそれら作品に魅せられた旅人の定住カフェ等である。

玉野みなと芸術フェスタは、
・Communication(交流と共感):地域住民と観光客・来訪者との語らいの場
・Common(文化の共有):市民と観光客との文化・芸術に関する共通の話題作り
・Comfortable(寛ぎと楽しみ):寛ぎと楽しみの得られる時間と空間の提供
という、3つのCom.を確立することを目的に活動を行うこととする。
その手段として、アート作品、又はアーティストの文化的側面からの提案などを積極的に取り入れ、歴史や文化をベースにした新しい芸術活動を、みなと芸術フェスタからスタートさせる。
この目的と手段に基づく活動を継続することによって、地域住民が、自分達の地域に対する新しい価値の発見、観光資源の発掘、住民同志や観光客との交流等を享受することが可能となる。経済的な側面からではなく、「文化的側面から地域にパワーを生み出すこと」を基本理念として活動することとしたい。

2003年に国の補助事業(予算500万円)として始まった玉野みなと芸術フェスタは、宇野港をロマン溢れる芸術港として全国に情報発信することを目的にスタートした。2006年3月に完成予定だった大型客船用宇野新港を見越しての港振興(PR)が、市や国の目的だった。2004年度も市と県から補助金(500万円)が出されたが、市の財政が厳しくなったことから、2005年度から0(打ち切り)となった。
それでもサッキーはさらに2年間、宇野港での芸術フェスタを市内の法人・個人の温かなご協賛を得ながら継続してきた。誠にありがたいことである。
2006年に初参加し2007年からナビゲータとなった清水氏は、「地区に残る歴史・文化とアートの融合」を芸術フェスタの基本理念として活動することを提案、その意図の下、山田でのアートと新たな宇野港での展開を行い3年を経過した。
今年8年目を迎える芸術フェスタにおいて、改めてその意味と趣旨を深く考えることとした。その結果、上記3Com.の実現がフェスタの目的となったのである。今後、これを目指して活動を続けることが、サッキーの人生目的となるのだろう。

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